こんにちは。GANG PARADE/KiSS KiSSのキャ・ノンです。今週はなんだかエッセイでも書いてみたい気分だったので書いてみました。ひまなときにでも読んでください。

生活
一人で暮らしはじめて三年が経った。いまだにわたしは一人暮らしのさみしさに襲われることがよくある。ふとした瞬間に、なんの音もしない狭い部屋に押し潰されそうになったりする。人間の住む場所ではないくらいのそこらじゅうの汚さに絶望することだってある。いまだって飲みさしのペットボトルでボーリングができそうだ。それでもこの暮らしを割と気に入っていて、好きな音楽を流してメイクする時間とかはかなりよかったりする。
最近は洗濯をがんばっている。廊下に落ちていた、洗うか洗わないかの瀬戸際の服たちをまとめて洗濯機に突っ込んだ。浴室乾燥の相場が何時間なのかもわからず、とりあえず9時間くらいかけっぱなしにしてカラカラになった洗濯物を回収する。洗濯機の上は収納ではないのに、もしかしたらすぐ被るかもしれない帽子が何個も置かれている。
掃除機だってかける。一度かけても三日も経てば、落ちた髪の毛がまたこちらを見ている。ドライヤーなんてかけてしまえば一回で抜け毛パーティーだ。それでも一旦放置して、しばらくして一気に掃除機で回収することも少したのしい。
わたしは家でごはんを食べることが苦手だ。なるべく外で誰かといっしょに食べたい。冷蔵庫の中はジュースだらけで、家にいるときはなるべく飲み物だけで過ごしたりしている。でもときどき、無性に辛ラーメンが食べたくなる日があったりして、そんなときは部屋着のまま家を飛び出して、近所の薬局まで買いに行き、せっかくだからと近くのスーパーまで足を伸ばす。この間は、すごく近くにあるのに行ったことのなかったスーパーに初めて入った。二個入りの卵が売っていて、少し高かったけど使いきれないことよりはかなしくないので買って帰った。二個入りの卵はうれしいので、またあのスーパーに行こう。
三年も一人暮らしをしていれば、もっとちゃんと生活できるようになると思っていた。もう少し自然に、なんだってこなせるようになっているはずだった。実際はがんばらないと何もできないで一日が終わったりする。それでも飽きても続いていく生活は自由で、ときどき夜更かししてネトフリを見てもいいし、漫画を読み切ったっていい。床に落ちているものを無視しても、誰にも何も言われない。

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