新たな挑戦となった“表と裏”をコンセプトにしたフォトエッセイ
――『億を稼ぐ美学』は3作目の著書ですが、これまでとは違って写真と三崎さん自身の金言によって構成されています。
三崎優太(以下、三崎) 前回、ビジネス書を出したので、次は違う形で、新たな表現に挑戦してみたかったんです。それで今までやってこなかった写真表現をやりたいと提案して、編集の方と議論していく中で、写真だけじゃなくて、熱い言葉を載せたらいいんじゃないかということで今回の形になりました。
――見事な筋肉美を披露していますが、事前準備はしたんですか。
三崎 体作りに関しては半年かけて体を絞って、筋トレもしました。本格的な写真集は初めてだったので、慣れない中で自分なりの表現も考えました。
――自身の仕事場や海、草原、ボクシングジムなど、様々なロケーションが登場しますが、ホストクラブは三崎さんが過去に働いていた場所ですか?
三崎 働いていたお店とは違うんですが同じグループです。今回は“表と裏”というコンセプトがあって、表はホストもそうですし、ビジネスシーンだったり、格闘技だったり、僕がSNSなどで見せている姿。それとは別に、無駄を削ぎ落したポートレートをやろうということで、自然をバックにペットと戯れているところや、プライベートっぽいシチュエーションなども撮影しました。撮影期間は二日だったので大変な面もあったんですけど、独特の緊張感があって集中できましたし、やってよかったです。
――金言は、どのように作られたのでしょうか。
三崎 この本を手に取った人のモチベーションが上がるようにイメージしながら、一つずつ言葉を練りました。
――完成した本を手に取ったときの感想はいかがでしたか。
三崎 なかなか客観的に自分の写真を見る機会はないですし、実業家としてこういう経験をさせてもらえたことは、すごく貴重だと思って、ありがたいなと思いました。
――『億を稼ぐ美学』というタイトルは、どのように決めたのでしょうか。
三崎 編集の方から、いろいろな案を提案していただいたんですが、なかなかピンとくるものがなくて。SNSでも意見を聞いて、これに決まりました。僕自身、普段からSNSをやっているので、言葉の持つ力は分かっていますし、言葉一つで反応も全く変わるので、慎重に決めさせていただきました。
――幅広い世代に支持されている三崎さんですが、特にどんな世代に読んでほしいですか。
三崎 この本は3月29日と僕の34歳の誕生日に発売したんですが、ちょうど新社会人になる人たちが多いタイミングなので、社会に出て数か月が経って、いろいろ不安を抱えている人も多いと思うので、未来に一歩踏み出せない人や、現状に悩んでいる若者に読んでほしいですね。
――三崎さんは過去の著書で、仕事面で影響を受けた本として、『ケタ違いに儲かるアフィリエイト術』(英知出版)と『ゼロから始める!4年で年商30億の通販長者になれるプロの戦略』(ダイヤモンド社/林田学)を挙げていますが、昔から本を読む習慣があったのでしょうか。
三崎 子どものときから本は幅広く読んでいました。読む本を選ぶ基準は自分の役に立つものだった気がします。