ユニット、サイファー、コラボ…EBiDANの振り幅の広さを見せつける

山手線27駅にちなんだユニットから、ランキング1位&2位のチームと、上位12組の中からあみだで選ばれたピタリ賞の3ユニットがステージへ。まずは、「新大久保駅=韓流好きユニット」が登場。モノクロ&シルバーのクールな衣装に身を包み、オール韓国語&英語詞という難しい楽曲『invader』をクールにパフォーマンスしきった。メンバーの土下座から始まったのは、第2位を獲得した「西日暮里駅の西日本出身者ユニット」。ハート柄の紅白衣装で『青春~珍道中~』をポップにコール&レスポンスしながら歌い上げる。

ラストは目白駅として第1位に輝いた、EBiDANの兄弟3組による『Run up!!!!!!』。BUDDiiSの森兄弟=MORRIE & SHOOTがメインボーカルを務め、草川兄弟(超特急のタクヤ、ONE N’ ONLYのNAOYA)と高尾兄弟(ONE N’ ONLYのHAYATO、BUDDiiSのFUMIYA)もラップで斬り込んでいく。肩を組んだり、目を合わせて手を繋いだり、背中合わせになったりと、兄弟ならではのスキンシップには大歓声が。最後の最後に、MORRIEが「お父さんお母さん、ありがとう!」と感謝の気持ちを叫び、会場からは大きな拍手が。

さくらしめじの2人によるDJタイムから、ダンス自慢のメンバーによるサイファーバトルへ。超特急のユーキに、マサヒロとアロハ、M!LKの塩﨑太智、SUPER★DRAGONの志村玲於、ONE N’ ONLYのHAYATOとEIKU、原因は自分にある。の長野凌大、BUDDiiSのFUMINORIとFUMIYAに、ユーキが特別選抜したEBiDAN研究生・AKOが加わった総勢11人による見事なダンスパフォーマンスで、ハイレベルなダンスを見せつける。

コラボステージでは、さくらしめじの2人が『青春の唄』をかき鳴らすと、LienelとICExのメンバーが、ライブロゴの入った巨大フラッグをはためかせて盛り上げる。『Magic』を贈るBUDDiiSには、原因は自分にある。の7人が合流。原因は自分にある。が『原因は自分にある。』を歌る時には、BUDDiiSメンバーも花道でダンス。ONE N’ ONLYが代表曲『Category』を歌えば、ステージ上段に今度はSUPER★DRAGONの面々が。続くSUPER★DRAGONの『Monster!』では火花もあがり、ONE N’ ONLYと共に激しくダンスする。M!LKは『奇跡が空に恋を響かせた』を歌唱。王子様スタイルでラブソングを歌うM!LKとバキバキに歌い踊る、スパドラ&ワンエンの共演は、EBiDANの振り幅の見事さを示してくれた。「まだまだ行くよ!」というカイの声でスタートした『Burn!』では、原因は自分にある。、BUDDiiS、ICEx、Lienelも加わり、全グループで全力のバッテンダンスを展開。

MCにてユーキは、昨年の“エビライ”でEBiDANを卒業したDISH//の橘柊生が初日に観に来てくれたこと明かし、「こうしてEBiDAN一丸となってエンターテイメントを一緒に作れるって本当に幸せなことだし、ここにいる一人ひとりの力がなかったら実現しなかったものなので、ホントにみんなに感謝しています。これから先、この最高のメンバーと一緒に、もっともっとデカいステージ、デカい夢、追いかけていきましょう」と語り、全体曲『New day! New wave!』へつなげた。

アンコールの声を受けてステージ裏から登場したメンバーたちは、EBiDANの初期から親しまれてきた『恋のDing Dong』を歌いながら、花道からセンターステージ、アリーナ客席の通路までくまなく回って、スタンド席にはトロッコに乗ったメンバーも周回。そのまま『Believe yourself』へと続いて客席にサインボールを贈った。

『EBiDAN AUDITION 2023』の開催、累計8,800万ダウンロードの大人気リズムゲーム『SUPERSTAR』シリーズの最新作として、『SUPERSTAR EBiDAN』が始動することも発表された今年のエビライ。EBiDANたちの勢いはまだまだ留まることを知らなそうだ。

公式サイト

PHOTOGRAPHER:米山三郎・笹森健一・小坂茂雄,REPORTER:KOZUE NAKAMURA