ミーティングでもフィッティングでも割と時間をかける
ーー9月27日に全6曲収録となるSUPER★DRAGONの最新作『INFINITY TAPE』が発売されます。以前の作品もそうですが、今回も衣装を担当されたんですよね。
古川 今回も担当させていただきました。僕一人だけというわけではなく、スタイリストさんと一緒に進めているので、構想の段階からプロデュースしているというのが、言葉としてはしっくりくるのかなと思っています。
ーー具体的にはどのようにスタイルを作っていったのですか?
古川 こういうイメージにしたい、こういうニュアンスのアイテムを入れたいといった部分をオーダーしました。それを踏まえてスタイリストの方が作ってくれたコーデに対して、フィッティングをしながら「このメンバーは、逆にこっちのコーデが良いんじゃないか」とかとディレクションしていきました。
ーー衣装のディレクション全般という具合ですね。そうなると、結構時間がかかりそうですよね。
古川 時間はかかりました(笑)。ミーティングにもフィッティングにも、時間をかける方かもしれません。オフの時間などにミーティングして、テーマを決めてというところから始まって。事前に楽曲はあるので、そのイメージやインスピレーションに合わせて、ああでもない、こうでもないと(笑)。僕がイメージした衣装の写真などをリファレンスとしてスタイリストに共有したりしつつ、これだったらこういうアイテムを取り入れるのはどうかとか、こういうブランドがあるとか打ち合わせていって。
ーー音と歌詞のどちらからイメージを作ることが多いですか?
古川 歌詞もそうなんですが、やっぱり音は大事かなと思います。今回は特にそうだったかもしれません。ヒップホップといった要素もしっかりミックスされているのですが、今回の楽曲は少しパンクっぽい要素があるというか、メロコアっぽいところがあったり。だからこそ、衣装のどこかにそんな要素は絶対入れたいと思っていました。