あっという間の2023年を経て、2024年は自分たち主体で「形にしていく」年に

――12月10日には、東京・池袋 Club Mixaでワンマンライブ「ODDLORE CYPHER RELEASE  LIVE」を開催します。

JOSH 1部と2部の昼夜2公演で、同じものを見せるのはつまらないと思っているし、積み上げてきたものもあるので、違った見せ方をしていきたいです。準備中なので分からない部分もありますけど、昼夜で変わるパフォーマンスに、期待してほしいと思います。

――2023年も残りわずか。最後、今年の振り返りと翌2024年の目標もお願いします。

RION 1stアルバム『ONE BY ONE』リリースで練習生の立場からデビューを迎えて、リリースまでは、アルバムの完成を目指して育ってきた感覚があるんです。無事に完成してのワンマンライブを経て、第2章の感覚もありますし、作品に引っ張られるのではなく、自分たち主体でグループを引っ張る方向にシフトしていくため、『ODDLORE CYPHER』のように、僕らのアウトプットをより増やせればと思います。僕自身では、抜け感も出せれば。作詞やダンスを作り、全部ちゃんとやりたがるタイプだと気が付いたんです。スキルを教えてくれる先生から「全部をフルでやってしまうと、どこを一番見せたいか分からなくなる」とも言われたので、サボるのではなく、ほどよく余裕も持ちたいです。

YUI 伝えたいものが内側からにじみ出てきた2023年でした。2024年は、にじみ出たものを形にしていくフェーズになればと思います。音楽への理解、捉え方を変えられたのが今年だったし、それで溜めたエネルギーを爆発させていきたいです。

JOSH 作られた楽曲、用意されたライブで盛りだくさんだった、怒涛の一年でした。でも、時折自分を忘れそうになったんです。社会人あるあるだと思いますけど、忙しいと「自分は何がしたかったのか」と自問自答するときがあるじゃないですか。僕の場合は、本来あった知的好奇心や挑戦欲求が薄れていたので、ボーッと川を眺めるとか、自分を取り戻す時間も、2024年は作っていければと思います。

RIKITO 初ワンマンライブの倍の人数を前にしたステージに立ちたい目標はあって、バラバラな6人が揃っているし、僕らのソロ活動が充実するのも理想です。2024年は、グループを知らない人たちにも見てもらえる機会を増やしたいし、それぞれとがる火種をつかむ一年になればと思います。

RYUICHIRO 初ワンマンライブの終演後すぐが、新たなスタート地点になったんです。12月のワンマンライブまでの3ヶ月間、それぞれ自分への理解を深めた期間だったとも考えていて、僕はグループの一員として「何ができるか」、コンセプトにあるコンプレックスを「いかにライブで活かせるか」を考えたし、メンバーも同じだから。今後、よく作用するかもしれないし、バラバラになるかもしれないけど、どちらに転んでも前向きだし、2024年も楽しみです。

KOYA 振り返ると、あっという間の1年でした。JOSHが言ったように自分は何がしたかったのか」という自問自答は分かるし、グループとして「自分たちが何を伝えたいか」があやふやになってくる時期だと思うんです。ジャンルとしての「ODDLOREを作れたら」とみんなと話しあったし、2024年は勝負の年として、僕らにしかないものを確立していきたいです。

Information

公演名: ODDLORE CYPHER RELEASE LIVE
公演日:2023年12月10日(日)
出演者:ODDLORE

池袋 Club Mixa
昼公演 OPEN13:00 / START 14:00 ・ 夜公演 OPEN 18:00 / START 19:00
※各公演終了後特典会実施

・一般チケット:2,000円(税抜1,818円)
※入場時、各部終演後実施予定の特典会に参加可能な特典券を1枚お渡し
・3名まとめ買いチケット:4,500円(税抜4,091円)
※入場時、各部終演後実施予定の特典会に参加可能な特典券を5枚お渡し

公式サイト

ODDLORE

見た目、性格、家庭環境、学歴、出自、性など異なるコンプレックスを抱えた6人がスカウトによって集められ結成された。楽曲、MV、ドキュメンタリー映像、ステージ、その全てを通して自身の抱える葛藤や孤独を発露しながら、〝コンプレックスさえも最高の自分自身〟であることをリスナーに伝えていく、新感覚のボーイズグループ。2022年2月、EVIL LINE RECORDSよりデビュー。2023年8月16日にはメジャー1st ALBUMのリリース。同年9月9日にはグループ初のワンマンライブ開催。

PHOTOGRAPHER:YOSHIHITO KOBA KOKI KARITA,INTERVIEWER:SYUHEI KANEKO