お仕事を通じて、学校だけが全てじゃないんだということに気づかされた

――キャリアについてお伺いします。この世界に入ったきっかけを教えてください。

中島 小学生のときにスカウトしていただいたんですが、特にモデルや女優をやりたいって気持ちがない状態で始めたので、最初はお仕事っていう意識がなかったです。中学2年生ぐらいになって、ちょっとずつ慣れてきて、お仕事なんだと意識するようになりました。

――お芝居を始めたときも、まだ仕事という実感がなかった?

中島 小学6年生のときに映画に出たのが初めてのお芝居だったんですが、状況を理解できていなかったです。当時は恥ずかしさもあって、演技に抵抗がありました。

――お仕事が楽しくなってきたタイミングは?

中島 中学生の頃は、まだ視野が狭かったと思います。お仕事を通じて、いろいろなジャンルの大人の方と出会えたのが大きくて。たくさんの経験を通して、独自の世界観を持った方々とお話をしたり、お仕事をしている姿を直で見たりして、自分の世界も広がりましたし、当たり前ですけど学校だけが全てじゃないんだということに気づかされました。

――アートや文学に興味を持ったのは、この世界にいるのも大きかったですか?

中島 この世界に入る前から興味はあったんですが、お仕事を始めてから、より好きになったのはあります。

――そういったインプットが、お仕事に活きる部分もありますか?

中島 知見を深めて、引き出しを増やしていくことはお仕事に関わらず重要なことですし、学びはお仕事にも密接に関わってくると思います。仕事を通じて、いろんな人と関わることが、私の成長を手助けしてくれています。

――お芝居でどんなときにやりがいを感じますか。

中島 家族から喜んでもらえるのがうれしいですし、毎回現場で学びがあって、自分の中で深まっていくものがあるのは大切なことです。まだ演技については分からないことばかりですが、共演者の皆さんから刺激を受けたものを、どんどん吸収していきたいですし、今回のドラマに限らず、どの作品もそうなんですけど、これからやるであろう作品に繋げることができたらいいなと思います。

――今後の目標をお聞かせください。

中島 演技に限らず、表現者として、絵を描いたり、文章を書いたりと、多角的に何かを表現する、何か伝えられるようになりたいです。

Information

『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』
ディズニープラス「スター」で独占配信中!

中島セナ 奥平大兼 エマニエル由人 SUMIRE
津田健次郎 武内駿輔 嶋村侑 三宅健太 福山潤 土屋神葉 潘めぐみ 宮寺智子 大塚芳忠
田中麗奈 三浦誠己 成海璃子 / 新田真剣佑(友情出演) 森田剛

監督:萩原健太郎 アニメーション監督:大塚隆史
原案:solo 日月舎 脚本:藤本匡太、大江崇允、川原杏奈 キャラクター原案・コンセプトアート:出水ぽすか
プロデューサー:山本晃久、伊藤整、涌田秀幸 制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
アニメーション制作:Production I.G

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【現実世界】=横須賀に暮らす空想好きな女子高生・ナギ(中島セナ)と、【異世界】=ウーパナンタから突然【現実世界】にやって来た半人前のドラゴン乗り・タイム(奥平大兼)。それぞれの世界で生き辛さを感じていた2人が出会い、共に世界を救うために命がけの冒険の旅に出る。

中島セナ

2006年、東京都出身。大塚製薬「ポカリスエット」、KANEBO「I HOPE」のCMで一躍話題となり、国内外の雑誌やMV、広告など幅広く活躍中。主な映画出演作には『クソ野郎と美しき世界 “慎吾ちゃんと歌喰いの巻” 』(18)、『WE ARE LITTLE ZOMBIES』(18)、『光を追いかけて』(21)がある。

PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI,STYLIST:KOTOMI SHIBAHARA,HAIR MAKEUP:SHUTARO(vitamins)