ベースはソロプロジェクト「SHIORI TAMAI 12 Colors」。ゲスト・亀田誠治のそばでサックス演奏も
幕間映像が流れ、公演は後半戦に。ステージ前面の幕が落ちると、グランドピアノの前に座る玉井が登場した。玉井みずからの作詞曲「Sepia」では、サイリウムを振りながらそっと見守る観客を前に弾き語りを披露。続く「宝石」でもしなやかなに鍵盤を叩きながら優しい歌声を響かせた。
マイクを手に取りピアノから離れて披露した「天国のでたらめ」では、白いドレスのスカートがフワッと舞うほどのしなやかさで、観客を魅了した。
インストゥルメンタル曲「SHIORI ture」を除き、13曲を歌い上げて最初のMCに。玉井が1人でグループで定番の挨拶「私たちいま会えるアイドル、週末ヒロインももいろクローバー…」と促すと、観客は「ゼーット!」と大歓声で応えた。
ソロ公演のベースにあったのは、2023年1月から12月までの12ヶ月連続でソロ曲を配信リリースしてきたソロプロジェクト「SHIORI TAMAI 12 Colors」。 その「Colors」にちなむ公演タイトルには「いろいろ」を「楽しんでもらえたら」という思いを込めたと話し、ここまで歌い上げた13曲の時点で代わる代わるの衣装を披露したのも表現の一環に。「グループで1曲ずつ衣装を変えるのは『大変、大変』となっちゃうけど『1人だったらいいんじゃない?』ということで、スタッフさんの意見を聞きながら色々、作ってきました」と、本番までの日々を振り返った。
玉井が「ラストスパートです!」と叫んでスタートした「We Stand Alone」からは、ベーシスト・音楽プロデューサーの亀田誠治が2曲続けてゲストとしてステージに。曲の終盤では、同曲の編曲を手がけた亀田と隣合わせの玉井がサックス演奏で決め、続く、亀田が作詞・作曲・プロデュースを担当した「ベルベットの森」では、凛とした表情で歌声を響かせた。
本編ラストの最新曲「Shape」では落ち着いた空気が一変し、観客のクラップを受けたステージでダンサーと共に躍動。「I chose this you」の一言を残し、さっそうとステージをあとにした。