STEEZYに加入したそれぞれの理由
――アーティストを目指したきっかけをお一人ずつお聞かせください。
白河湊音(以下、白河) 大学時代から演技をやっていて、広告モデルだったり、ドラマ出演といろいろな活動をしていたんです。大学卒業後に一旦、就職はしたんですが、プレイヤーの夢を諦めきれなくて、働きながらいろいろなオーディションも受けて。その後、ツテがあって上京して、初めてアイドル活動をしました。
――それまで歌やダンスの経験は?
白河 なかったです。上京して初めての挑戦でした。何とかなるかなみたいな、行き当たりばったりの感じでした(笑)。
天城澪(以下、天城) 僕は性別が男性ではないんですが、以前ご縁があって、ジェンダーレス男装グループで3,4年活動していたんです。ただ事務所さんの目指す方向性と、自分の目指していた未来が違っていたので卒業させていただいて。それから2年ぐらいはTikTokを始めSNSを中心に活動していました。そこでファンの方とも交流していたんですが、実際に会う場がないのが辛かったんですよね。ファンの方からも「会いたい」「ライブを観たい」という声をいただいていましたし、僕自身がアイドル大好きなので、歌って踊っての活動をしていきたいなと。そんなときにメンズアイドルグループのお話をいただいて加入することになりました。
――ジェンダーレス男装グループのときに、ライブの楽しさは感じていたんですか?
天城 そうですね。最初は抵抗もあったんですが、徐々に自分らしさを出せるのは、こういう活動なんだなと感じていました。
律 僕は高校時代の3年間、バンドでボーカルをやっていたんです。高校卒業後は一旦就職したんですが、物足りなさを覚えたんですよね。それで会社を辞めて、上京しました。SNSで「アイドルをやりませんか?」という募集を見つけて、やってみようかなと。実際にステージに立って歌うという経験をしながら、作曲の勉強などをしようかなという思いもあって、アイドル活動を始めました。ただ前の事務所が僕的にあんまり合わなくて、一度辞めてから、STEEZYのオーディションを見つけて入りました。
――バンドでは、どういう曲をやっていたんですか。
律 coldrainなど、いわゆるデスボイスを使うハードロック系の音楽をやっていました。
――高校でバンドということは軽音楽部?
律 それが弓道部だったんですよ(笑)。その部活内で、たまたまギターとベースとドラムが集まって、しかも全員同じ系統のバンドが好きで、じゃあバンド活動を始めようと。
――ライブで弓道の要素を取り入れたことはあるんですか?
律 一回、袴でライブをやろうとして、先生に止められました(笑)。
――バンドからアイドルになることに抵抗感はなかったのでしょうか。
律 僕はなかったですね。歌うこと、ステージに立つことが好きなので、そこは共通するのかなと。またバンドをやりたい気持ちはありますけどね。
ゆうと 中学1年生のときに母親から、「地元でEXILEのライブあるから一緒に行かない?」と誘われて。そのときはサッカーの試合が被って行けなかったんですが、そのときに初めてEXILEさんの存在を知ったんです。後日、テレビでEXILEさんを観たときに、めちゃくちゃかっこいいなと思って。自分もかっこよく歌って踊る仕事をしたいなという夢を持ちつつ、それから何もしないまま大学を卒業しました。
――一気に話が飛びますね(笑)。
ゆうと その間、いろいろありまして、大学卒業後は就職をせずに、スタイリストのアシスタントを1年間ぐらいやっていたんです。ある日、アイドルをやっている友達といろいろ話しているうちに、ふとアイドルに興味を持ち始めて。そこから自分でオーディションを探して、アイドルグループに所属したんですが、半年ぐらいで解散することになってしまったんです。そのタイミングでまた新しいところを探して、STEEZYのオーディションを見つけて入ることになりました。
――EXILEに憧れたというお話がありましたが、ダンス経験はあったんですか。
ゆうと 脳内ではダンスしていたんですが、実際にやったことはなくて(笑)。
白河 イメトレはしっかりやっていたんだ(笑)。
ゆうと 脳内では「Rising Sun」を踊っていましたね。
――ちなみにEXILEで推しメンバーは誰だったんですか。
ゆうと takahiroさんです。パフォーマーの方々ではなかったんですよね。