天才には歌えない歌が絶対ある

――先ほど、「最近自分たちのやりたいことが分かってきた」とおっしゃっていましたが、最近のライブの中ではどの様な手応えを感じられていますか?

田中 お客さんと僕らの間で、曲を通して会話が出来るようになってきました。MCとかトークでは無くて、曲の中でのコミュニケーションというか。僕が言いたいことが全て言語化されて伝わっているわけではないと思うのですが、曲を通じて同じ気持ちを感じられるようになってきたんじゃないかなと思います。ラリーが出来ている気がします。

髙田 先日のライブで『明日を』を披露した時に、初披露だったのに終わった後の拍手が1番大きかったんですね。すごく嬉しかったですし、ファンの方のライブの見方も変わってきてるのかなという実感がありました。

田中 初披露であの拍手、僕たちの想いを感じ取ってくれたようで嬉しかったです。

――10年間活動していると、ずっと一緒に歩んできたファンの方もいらっしゃるでしょうし、最近知った方もいるでしょうし、素敵ですね。

田中 僕らが中学生の時に同じく中学生だった子たちが一緒に大人になっていくこともありますし、最近は年齢性別問わずに色々な方が来てくださっています。ライブごとに色々な味がすると思うので、これからライブハウスツアーもはじまりますが、そうやって違う味をどんどん出していきたいです。

――今度はどんなアーティストになっていきたいですか?

田中 本当に1曲1曲大事に歌いたいなと思うし、僕らはとびっきり才能があるわけでも、すごいカリスマ性があるわけでもないので。だからこそ歌えるものがある、天才には歌えない歌が絶対にありますから、そういう曲を一つ一つ丁寧に歌っていったら、きっと僕らの歌がいつかみんなの歌になると思っています。あとは、夏フェスなどにも出れるようになりたいです。

髙田 右に同じなんですけど、これまでたくさんの曲をリリースさせてもらっていますが、まだまだ発展途上だと思っていますのでどんどん挑戦していきたいと思っています。

――10年間ずっと2人でやってこられた秘訣はどんなところにあると思いますか?

田中 バランス感覚はいいと思います。

髙田 大事なのは「我慢」ですかね。僕に振り回されても我慢してくれているので。

田中 逆でしょ。でも振り回したことも、振り回されたことも覚えてないんですよね。真逆すぎて面白い2人だと思います。12歳の時から一緒にいるので、この先一緒じゃなくなることは想像できないし、改めて「これからも一緒だよな」みたいなことも無いですし。そういう感覚が似ている2人なのかなと思います。

Information

<RELEASE>
New Digital Single「明日を」
好評配信中!

<LIVE>
「Sakurashimeji Live House Tour 2024 心音」

東京:代官山UNIT
2024年11月24日(日) 開場17:00/開演18:00

愛知:ElectricLadyLand
2024年12月5日(木) 開場18:30/開演19:00

大阪:梅田Shangri-La
2024年12月6日(金) 開場18:30/開演19:00

福岡:LIVE HOUSE OP’s
2024年12月8日(日) 開場17:30/開演18:00

東京:渋谷ストリーム ホール(追加公演)
2024年12月14日(土) 開場17:00/開演18:00

・チケット
スタンディング:6,600円(税込)

※3歳以上はチケットが必要となります。3歳未満のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※整理番号順でのご入場となります。
※入場時、別途ドリンク代が必要です。

・注意事項
※チケットの譲渡、および転売は禁止とさせていただきます。
※出演メンバーは都合により変更・キャンセルとなる場合がございます。変更に伴う払い戻し受付はございませんので、あらかじめご了承ください。

詳細

Sakurashimeji(さくらしめじ)

優しく寄り添う「そよ風」のように、力強く背中を押す「追い風」のように。誰かのそばで鳴り続ける音楽を奏でる「Sakurashimeji」。スターダストプロモーションに所属する田中雅功と髙田彪我からなるギターデュオ。等身大の楽曲を歌い続け、同世代を中心に共感を呼んでいる。音楽活動だけにとどまらず俳優活動もしており、 メンバーの髙田彪我は NHK 連続ドラマ「おかえりモネ」に出演するなど俳優活動、田中雅功は小説家としても活動している。

PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWR:KOZUE NAKAMURA,HAIR&MAKE:JUNKO KATAOKA,STYLIST:KAZUAKI KUGIMIYA