『仮面ライダーギーツ』の現場は、あらゆる面で成長できる環境だった
――もともと上京したい気持ちはあったのでしょうか。
簡 中学校の修学旅行で東京に行ったときに「住んでみたい」と思ったので、いつか上京しようという気持ちはありました。高校の途中で上京したんですが、どこでも馴染めるタイプなので、すぐに東京に馴染むことができました。
――2022年から2023年にかけて放送された『仮面ライダーギーツ』で主人公の浮世英寿 / 仮面ライダーギーツ役に抜擢されますが、初めてのアクションはいかがでしたか。
簡 僕はラグビー以外にも空手など体を動かす競技をやってきたので、アクションに興味があったんです。実際にやってみたら競技とは違った楽しさがあって、今もアクションは大好きですね。
――空手やラグビーの経験はアクションにも活きましたか?
簡 具体的に言葉にするのは難しいんですが活きていると思います。「アクションが綺麗」と言われることがあるんですが、それは空手の経験が大きいのかもしれません。
――『仮面ライダーギーツ』を1年間やって得たものは何でしょうか。
簡 本当にたくさんのことを学ばせていただいた1年で。お芝居やアクションの他にも、アフレコだったり、歌だったり、いろんなジャンルのことをやらせていただいたので、あらゆる面で成長できる環境でした。そういう環境が当たり前のことじゃないと思いつつ、日々、幸せを感じる1年でした。
――『仮面ライダーギーツ』の撮影がクランクアップしたとき、喪失感みたいなものはなかったですか?
簡 なかったです。この経験を次にどう活かしていこうかと、すぐに頭を切り替えました。まだまだ今は勉強している段階なので、もっともっと現場の数を踏んでいきたいですね。
――今年は連ドラの出演が続いていますが、お忙しい中でオフの過ごし方を教えてください。
簡 ジムで筋トレをしたり、友達とサウナに行ったりが多いですね。友達とサウナで最近あったことを話すのは貴重な時間です。
――筋トレは、かなり追い込んでいるんですか。
簡 役作りもあって、がっつり鍛えています。ラグビーをやっていたときも筋トレをしていたんですが、筋肉ってブランクがあるとちっちゃくなるんですが、やるとすぐに戻るんですよね。
――最後に改めて、『威風堂々』の見どころをお聞かせください。
簡 題材が奨学金制度を利用される方はもちろん、検討している方や利用していない方も勉強になる分かりやすい内容なので、幅広い年代の方に刺さる作品になっています。家族愛やコメディ要素も盛り込まれている、見応えのある映画なので、映画館で観ていただけるとうれしいです。
Information
映画『威風堂々~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』
2024年8月30日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズ他、全国順次公開!
出演:池田朱那、吉田凜音、簡秀吉、田淵累生
小野匠、光徳瞬、高木ひとみ〇、あまりかなり、是近敦之
遠山景織子
近江谷太朗 他
製作協力:株式会社らくがきエンターテイメント
制作:パーフェクトワールド株式会社
監督・脚本:なるせゆうせい
企画・製作:株式会社オフィス・インベーダー
特にやりたいことも夢もなかった高校3年の唯野 空(ソラ/池田朱那)は、将来の保険として大学進学の道を選んだ。と同時に借金を背負った。大学生の二人に一人が使っていると言われる“奨学金”という美しいネーミングセンスの借金を……。その後、親との確執もあり、実家に居心地の悪さを感じたソラは、家も飛び出し、ダメな彼氏・蛭間拓人(簡秀吉)との同棲生活を始めるが、そこでも金がかさむことになる。普通のバイトをしたところで、奨学金を返し終わるのは、アラフォーになってしまう現実から逃れたかったソラは、大学で知り合った異色な同期・九頭竜レイ(吉田凜音)や水江聡太(田淵累生)の影響もあって、裏バイトも始めだす。果たして彼女が突き進んだ先には何が待ち受けているのか……。
PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI,HAIR&MAKE:RYUSEI MORI,STYLIST:稲富 愛