一つ一つのライブを最高に。どんどん大きな舞台につなげられていけたら
――完全生産限定盤に付属されるBlu-ray 「History of ICEx」はどの様な内容になっていますか?
志賀 研究生時代からICExが結成され、今に至るまでの歴史がつまったドキュメンタリー映像になっています。
山本 ICExが出来る過程、オーディションの様子もじっくり映っています。
志賀 ずっと「あの映像はいつ出るんだろう」と思っていたので、今か!と驚きましたし、観させていただいて、自分が自分じゃないかのような、不思議な感覚でした。八神と筒井が新メンバーとして入ってくる様子も写っていて、「こんな感じだったっけ」って自分たちのことなのに新鮮でした。
山本 僕らは同じタイミングでオーディションをしているので、どんな感じかは分かっていたんですけど、 トッシー(筒井)と八神のオーディションは別なので、その様子が見れて面白かったです。
八神 顔合わせの様子が、ドアをガチャっては開けて入ってくる所から映っているのですが、みんな「誰だろう?」っていう感じで(笑)。自分も緊張していたので、その時はあまり何も思わなかったのですが、今見るとすごい空気だなって。
志賀 なんかノリノリで入ってきたよね(笑)。
八神 スタッフさんに「ノリノリで行ってみよう」と励ましてもらっていたんだけど、今見るとニヤニヤしていて、やめてくれー!って感じ。
――以前のインタビューで(https://strmweb.jp/archives/12574/)八神さんは最初すごく口数が少なかったけれど、今は別人の様になったとおっしゃっていましたよね。この映像ではその頃の八神さんが観られるわけですね。
八神 自分では恥ずかしくて目をつぶっちゃう箇所がいくつかありました。みんなに観てもらえることは嬉しいのですが、恥ずかしいです。
――八神さん、山本さんからご覧になって、志賀さんの印象は最初から変わらないですか?
八神 龍人は全然変わらなくて、僕よりも先輩なのに先輩後輩関係無く一緒に仲良くしてくれます。りっくんは、最年長ですけれど、一番フワフワしている人だなと思っていました。でも今はまとめる時に、ガッとちゃんとまとめてくれるので、すごく信頼していますし、すごいなと思っています。
山本 りっくんとは研究生時代から、3〜4年近く一緒にいるんですけど、最初の頃のりっくんはフワフワしていて可愛くて、言っちゃえば、ちょっとポンコツっぽい印象でした。でも、今はすごくチームをまとめてくれて、先頭に立ってみんなを引っ張ってくれる頼もしい存在です。
――志賀さんご自身も心がけてそうなっていったのですか?
志賀 ICExが結成されて、最年長として引っ張っていくことが初めてだったので、最初はメンバーに対してどう接していくのが良いのか悩んでいて。僕はもともと注意をしたりすることが苦手だったのですが、(阿久根)温世に「最年長として頼りたい時もあるし、もっと思っていることを言って欲しい」と言われてから、グループのためにしっかり意見を言おうと心がけました。そうするとメンバーも受け入れてくれて、今は安心して自分の気持ちを言えるし、注意すべき時には出来るという安心感があります。お互いが頼もしく成長しているなと感じます。
――素晴らしいですね。志賀さんから見た山本さんはいかがですか?
志賀 龍人は最初は静かなのかなと思っていたのですが、ICExとして一緒に活動する様になってから、大事な場面では積極的に前に出て話したり。意見を言ってくれるから、自分としては嬉しいし、すごくありがたい存在です。
――山本さんは元から意見を言えるタイプだったのですか?
山本 「BATTLE BOYS」の選抜の時には一番年下だったのですが、チームSになった時に自分の中で変化があって、初めて(竹野)世梛という年下の後輩が出来たんです。その時に世梛がとても緊張していたのですが、僕にもそうやってものすごく緊張した経験があったから、自分が支えなくちゃという気持ちが芽生えて。そういう経験からだんだんと意見が言える様になってきました。
――そういった皆さんの素敵な気持ちや想いを踏まえて「History of ICEx」を観たらさらに感動出来そうですね。ICExがさらに成長していくためにどんなことを心がけていきたいですか?
志賀 ありがたいことに舞台が大きくなればなるほど、スクリーンで表情を抜かれる場面が多くなるので、表情の表現の幅を広げていきたいです。
山本 「History of ICEx」の後半にもあるのですが、大阪でK-POPの先生に歌とダンスを教えていただく機会がありました。その時に言われたことも、りっくんが今言った様なことだったので、もっとたくさんのバリエーションの表現を身につけていきたいです。あと、僕はダンスでもっと引っ張っていきたい気持ちもあって、アクロバットなど会場を沸かせられる様な技を練習したいです。
八神 ワンマンライブを最高のものにするために、メンバーからも「こういうことをやりたい」と意見が出てくることも増えたので、そういった想いをもっと形にしてライブの演出につなげていきたいなと思います。一つ一つのライブを最高にしていって、どんどん大きな舞台につなげられていけたら。そのためにはもちろん歌やダンスの練習も頑張っていきます。
――バラエティ番組「DAN! DAN! EBiDAN!」の放送など、先輩方との交流も増えていると思いますがいかがですか?
志賀 前より先輩方と話す機会がとても増えました。僕はまず同世代の方と仲良くなりたいなと思っていて、SUPER★DRAGONの松村 和哉君、柴崎 楽君、BUDDiiSのFUMIYA君、原因は自分にある。の杢代 和人君が同い年なんですけど先輩だから緊張しちゃうんです。でもみんな優しくて話かけてきてくれるので、その一回一回がチャンスだなと思って、色々な質問などさせてもらっています。
山本 この前、自主練でボイトレをしていた時に、ONE N’ ONLYのREI君が、「暇だったから来たよ」みたいな感じでアイスを買ってきてくれました。最初はマネージャーさんに「好きなアイスある?」と聞かれたので、何だろう?と思っていたらREI君が聞いてくれていたんです。そのままちょっと歌も教わって。先輩直々に教えてもらってすごくテンションが上がりましたし、普段どういう練習をしているのかということも細かく聞けたりしてとても貴重な経験でした。優しい先輩ばかりです。
八神 M!LKの山中柔太朗君のことが好きで、エビライ(EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024)の練習でもお会いすることが多くて、おしゃべりさせてもらいました。ちょっと仲良くなれたかなと思っていて、「洋服をあげるね」と言ってくださったので、すごく楽しみにしています。
Information
ICEx
平均年齢18歳の”愛し愛する”8人組ダンスボーカルユニット ICEx(アイス)。
スターダストプロモーション≪EBiDAN≫の新ユニットとして2023年3月31日にファンの前で結成をサプライズ発表。
“全ての愛を愛す”をコンセプトに日々活動中。
2023年8月16日(水)にシングル『CANDY』でメジャーデビュー!12月13日(水)にリリースした、2ndシングル『シブヤ 午後 6 時』(よみ:しぶやろくじ)はICEx らしいレトロ感とワクワクするようなポップさがあふれる”令和の待ち合わせソング”となっている。2024年3月には ICEx初の東名阪コンサートツアー「ICEx First Concert Tour 2024『SCRAMBLE PARTY!』」を開催し、全公演ソールドアウト。5月8日(水)にリリースした 3rdシングル『ビリミ』は”愛を信じて突き進む”の意味をおまじないにした言葉となっており、レトロトイ感に加え、めくるめく中毒感が散りばめられた【おまじないソング】となっている。そして、8月29日(木)・8月30日(金)には北とぴあ【東京】にて、グループ最大規模となる単独コンサート「ICEx summer concert 2024 “TASTING”」が開催、両日ともにソールドアウト。
PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWR:KOZUE NAKAMURA,HAIR&MAKE:JUNKO KATAOKA,TOMOO ONISHI,HIROAKI ITO,NATSUKI KON,STYLIST:KENTARO OKAMOTO