ICExのコンセプト“Retro Toy Pop”を感じてもらえる一枚
――今回の衣装も素敵ですが、好きなポイントを教えてください。
山本龍人(以下、山本) みんなでお揃いのシャツを着ているのですが、僕だけ肩に巻いていてオシャレポイントが高いなと思います。
志賀李玖(以下、志賀) 僕もシャツの上からボーダーのトップスを着て、その下からシャツを出すスタイルになっていて。アクセントとして見せているのがすごく好きです。
八神遼介(以下、八神) 靴が特に気に入っています。これまではみんなで同じ靴を履くことが多かったのですが、今回はカラフルだったりそれぞれ変わったデザインになっていて。僕の靴も特徴的なので、ぜひ足元まで見ていただきたいです。
――この様なテイストは私服で着ることもありますか?
志賀 そうですね。こういうダボッとした服が好きなので私服と少し似ているなって思います。中学校の頃もこういう風にシャツと重ね着をしていたので懐かしく感じました。
山本 キレイ系というよりもオーバーサイズでカジュアルな服が好きなので、私服と似ている系統だと思いますが、あまりボーダーは着ないし、ピンクも取り入れないので新鮮でした。
八神 僕は普段、白・黒・紺の服しか着ないので、私服でも挑戦したいです。
――ファンの方も着こなしの真似が出来そうでいいですよね。
志賀 衣装過ぎないテイストなのが良いですよね。
八神 シャツにICExという文字が入っていて、いつかこんなグッズも出せたら嬉しいなと思います。
――1stアルバム『Retro Toy Pop』についてお伺いします。アルバムのコンセプトを教えてもらえますか?
志賀 このアルバムを聴いてもらえれば“Retro Toy Pop”という僕たちICExのコンセプトを感じていただけると思います。3枚のシングル曲に、表題曲『Hollywood』、ライブでしかまだ披露していない楽曲もたくさん入っていて、とても聞き応えのあるアルバムとなっています。
――『CANDY』、『シブヤ 午後6時』、『ビリミ』というシングル曲だけでもすごく個性にあふれていますよね。
山本 色々な表情のICExを感じていただける一枚で、これからICExを知るという方にも気軽に聴いてもらいたいです。
――今回は初のユニット曲も収録されていますね。それぞれの楽曲についての聴きどころを教えてください。まずは、八神さんと千田波空斗さんによる『listen to your heart』についてお願いします。
八神 『listen to your heart』は柔らかなバラード曲で、僕の中でバラードを歌ってみたいという気持ちあったので、この楽曲をいただけて嬉しかったです。千田と僕の2人の中でも歌詞や曲に対する解釈が違うと思ったので、レコーディング前には「ここってきっとこういう意味だよね」と2人で話し合っていました。そういった準備も思い出ですし、3月のライブで披露させていただいて、たくさんの声援をいただけたのでアルバムに入ることがすごく楽しみです。
――千田さんと一緒に歌って、こんなことを学んだという部分はありますか?志賀さん、山本さんはお聞きになった感想をお願いします。
八神 落ちサビ、ラスサビでは2人で向かい合って歌うのですが、お互いの違う声質が一つに重なっていくところがすごく好きで。千田の素敵な声と僕の声がハーモニーになって広がっていくところに感動して。ライブでも回を重ねるごとに成熟していったというか、最終公演では自分でも感動したので2人で歌いきれて良かったです。
志賀 2人にしか出せない雰囲気がすごくライブに出ていて、僕は舞台袖で聴いていたのですが、安心して聴いていられる素敵な歌声ですし、COOLer(ICExのファンネーム)の皆さんの反応も良くて。それも楽しかったです。
山本 ずっと2人でハモリの練習をしている姿を見ていて、努力あってこそのこの歌だなと感じました。歌声が本当に綺麗で、ライブ中も耳が幸せでした。