二塁ベース上で「FUN! FUN! FUN!」のポーズを決めた理由

──辰己選手はバッターボックスに入る際の登場曲にGENICの曲を使っているそうですね。

辰己涼介(以下、辰己) はい、2023年に初めて「Flavor」を使わせていただき、シーズン終了後にGENICの皆さんとお会いする夢が叶いました。リスペクトに値するパフォーマンスをされているので、ずっとファンだったんですが、お会いすると容姿も端麗ですし、圧倒されました。2024年の登場曲では「I’ll Be There」を使わせていただきました。

西本茉生(以下、西本) 辰己選手は静かな方なのかなと思いきや、ユーモアあふれる方で。関西人の方は、おしゃべりが面白いか、静かに集中しているかに分かれると聞いたことがあって。辰己選手は両方が入っているハイブリッドだと感じました。

──打席での真剣な表情と、ユニークなパフォーマンスやおしゃべりのギャップは球界随一ですもんね。野球繋がりで言えば、小池さんは2023年に千葉ロッテマリーンズのZOZOマリンスタジアムで、プロ野球の始球式に登場されましたね。

小池竜暉(以下、小池) 普段からこんな状況で野球をやるというのは、とんでもない精神力と体力だなと思いました。僕は始球式で1球投げただけですけど、とんでもない震えが生じて、リリースポイントぐちゃぐちゃになりました。

辰己 (笑)。

──球場で大観衆に囲まれるというのは、普段のライブとは違う感覚でしょうか。

小池 違いますね。僕も学生時代、野球をやっていたんですが、もちろん大観衆の中でやったことがないので、始球式のときは歓声と応援歌の音量がすごくて……。あんなプレッシャーの中で結果を残していく辰己選手は、とんでもないなと改めて思いました。

──辰己選手は今年11月に日本代表として出場した「WBSCプレミア12」の試合で、タイムリーを打った際、二塁ベース上でGENICの新曲「FUN! FUN! FUN!」のサビのポーズを決めたそうですね。

辰己 はい、自分もGENICのメンバーやという認識でいるので。

GENIC (大爆笑)。

──8人目のメンバーとの認識ですか?

辰己 そうです。背番号も8やし。

──後付けかなと思うのですが……(笑)。

辰己 いえいえ、GENICのナンバー・エイトということで8番を選ばしてもらっているんで、GENICの代表としてプレミア12に出場しているつもりでいました。

──GENICの野球担当だったんですね。

辰己 そういうことですね。