学年や先輩後輩の垣根なく接してくれるので、すぐに打ち解けられた

――2期生を迎える気持ちはいかがでしたか。

小杉 2期生が入ることによって、1期生は焦るべきという空気もありましたし、ピリピリしちゃうのかなという不安もありましたが、私は純粋に友達が増えると思ってわくわくしました。

沖 1期生はミスコン出身の子が多かったのですが、2期生はセミプロのパワフルな子たちを入れて、番組を盛り上げるのかなと思い込んでいたので、とにかく良い子が来てくれと願っていました(笑)。結果、みんな良い子だったので安心しました。

――すぐに1期生と打ち解けられましたか?

藤本 年は近いですが、フジコーズの先輩なので、今でこそこうやってフランクに話せますが、最初の頃は2期生も緊張していました。

沖 私、ご飯誘ったよね?

藤本 誘ってくれた!

沖 今では考えられないんですけど、当時は2期生の中で一番消極的だったんですよ(笑)。他の2期生が1期生と交流している中、あんまり声をかけられていない印象があって、気になっていたので個人的に声をかけました。

――優しいですね。

沖 1期生の中でも年齢はバラバラで、今は卒業した当時大学4年生のメンバーが学年の垣根なく接してくれて。そのおかげでフジコーズは良い雰囲気だったので、私たちも恩返ししないといけないなという気持ちがあって。最初から2期生には「タメ語で話してね」と伝えていました。

藤本 1期生の皆さんが気さくに話しかけてくれたのはうれしかったですね。そのおかげで早く打ち解けられました。

――3期生の上西さんは、どういう経緯で加入したのでしょうか。

上西 私の友達がテレビ関係のスタッフとして働いていて、「オールナイトフジコ」で3期生の募集が始まったから、受けてみないかと声をかけられたんです。私は今4年生なのですが就活中で。就活を通して自己分析していく中で、偽りの自分というか、どうしても面接などで自分を作るじゃないですか。しょうがないことではあるのですが、そこに違和感があって。同時に学生のうちに、これといって挑戦をしてこなかったことに気づいて。芸能界というキラキラした世界はちょっと怖かったんですが、友達もサポートしてくれると言ってくれて、後悔しない人生を送りたいなと思って応募しました。

――ちなみに内定はもらっているんですか?

上西 もらっています。フジコーズの活動は会社の方も知っているんですよ。ある日、急に電話がかかってきて、「テレビに出てらっしゃいますよね?」と聞かれて(笑)。

藤本 怖い(笑)。

上西 「この場合はどうなるのでしょうか?」と聞いたら、「うちは副業OKなので、正式に伝えていただければ大丈夫ですよ」という答えでした。

――オーディションを受ける前に、「オールナイトフジコ」を見たことはあったんですか?

上西 1期生の雨宮凜々子さんが同じ東京女子大学で、たまたまインスタでお見掛けしたことがあって、そのときに「オールナイトフジコ」の存在を知って、何度か見たことがありました。

――どんな印象でしたか。

上西 ちょうどハレンチな企画をやっていて(笑)。最初はかわいい女子大生が、すごいことをやっている番組だなという印象で。徐々にアイドル路線になって、キラキラしているなと思いました。

――アイドル活動に興味はあったんですか?

上西 友達でアイドルをやっている子もいたので興味はあって、自分もやってみたいと前向きな気持ちでした。ただ3期生は全員、歌とダンスの経験がなくて、表舞台に立ったことのない子ばかりなので、最初は何から何まで分からず苦戦して。ファンの方との距離感も分からなくて、先輩方に学ぶことばかりでした。一応、私は4年生なのですが、年下の子もお姉ちゃんみたいに頼らせてもらっています(笑)。

沖 年上なのに妹っていう感じがするんですよ(笑)。

――2期生は、どういう気持ちで3期生を迎えたんですか。

藤本 番組的に3期生はがっつりアイドル路線としてやっていくから、そういう子たちを選出するぞという空気感があって。これからのフジコーズが成長していくにあたって、大事なメンバーになるんだろうなと感じていました。ただ3期生は4人ともほんわりしたタイプで、自然と馴染んでいましたね。

――藤本さんも4年生ですが、就活はしたんですか?

藤本 全然していなくて、生まれてからずっと無計画なので、何も考えてないです(笑)。そろそろ卒業ですが、フジコーズが終わったら何もすることがないなと。ただ芸能には関わっていきたい気持ちがあります。

――日本映画大学に通っていますしね。

藤本 お芝居に興味があるので、舞台や演劇ができたらいいなと思っていますが、意固地に執着しているわけでもなく、なんとかなるかなという気持ちでふんわりしています(笑)。

――1期生の二人は就活を始めていますか?

小杉 周りは動き出していますが、まだ私は始めてないです。最初は普通に就職するつもりだったんですけど、この活動を始めて、いろんな選択肢が増えたという気持ちもあって。今はやりたいことを優先してやらせていただいています。

沖 私もまだ動いていません。アイドルはステージだったり、MCだったり、いろんなことができると思うんですよ。実際、様々な仕事をさせていただいている中で、自分のやっていきたい方向性を考えている最中です。