メンバーそれぞれのアイドルになった経緯
――グットクルーは2020年結成ですが、もともとは3人組だったんですよね。
葵まお(以下、葵) 最初は兵庫県出身の3人(薺・西野・葵)が集まって、2年ほど活動した後、22年9月に2人(一ノ瀬・天羽)が加入してくれました。私は22年12月29日をもって一度グループを卒業したんですが、今年2月に正式に再加入して、現体制になりました。
――お一人ずつ、グットクルーに加入するまでの経緯を教えてください。
薺らら(以下、薺) ずっとアイドルになりたくて、いろいろなオーディションを調べていたんですが、あまりピンと来るものがなくて。そんなときにグットクルーのオーディションを見つけて、主催がタツミコーポレーションで、地元の兵庫ではCMが流れているから有名で、ちゃんとしてそうだなと(笑)。あと一番の決め手は「世界に羽ばたくアイドル」と書いてあって、それに惹かれて応募しました。
――歌とダンスの経験はあったんですか?
薺 小学生からミュージカルのレッスンを受けていたので、歌とダンスはやっていました。
西野もえ(以下、西野) 私もアイドルが好きで、自分もなりたいと思って、いろいろなオーディションを受けていたんですが、なかなか受からなくて。そんなときに「神戸発のアイドルを募集してるよ」とお母さんが見つけてくれて。募集要項を見たら締め切り直前で慌てて応募したら合格しました。私は5歳からダンスを始めて、オーディションを受ける中でちょっとだけボイトレにも通っていました。
葵 お母さんに「アイドル活動をしてみたら」と言われたのがきっかけなんですが、優柔不断な性格なので決断力がなくて。そしたら、いつの間にかお母さんが応募してくれていたんです(笑)。歌を習ったことはなかったんですが、ダンスは小学6年生から高校生までヒップホップを中心に習っていました。
――結成当時と現在で、グループのコンセプトなどに変化はありましたか?
葵 今はポップでファンキーな楽曲が多いんですが、当初は重ためのロックというか。
西野 ファンの方からは、80年代のロックや、相川七瀬さんの楽曲を思い出すと言われていました。それが徐々に今のポップな路線に変わっていったんです。
薺 衣装も最初は真っ黒のロングスカートで、今みたいに大きなリボンを付けるとは想像もつかなかったです(笑)。
葵 前の衣装は重たかったよね(笑)。二人が入って来てから、曲のコンセプトも、衣装や見た目の雰囲気も明るく華やかになってガラッと変わりました。
――お二人は、どういう経緯でグットクルーに加入したのでしょうか。
一ノ瀬りの(以下、一ノ瀬) 私は16歳から別のグループでアイドルをしていて、それも神戸のご当地アイドルだったんです。そこを卒業したタイミングで、この先も芸能活動を続けるのかどうか考えて。そんなときにグットクルーのオーディションを見つけました。前のグループのときにグットグルーと対バンで一緒になったことがあったし、同じ神戸で共通のファンの方もいたので、結成当時からお話を聞く機会も多かったんです。ライブも観たことがあったので、このグループなら、またアイドル活動をしてみたい。もっと上を目指すならグットクルーで挑戦してみたいと思ってオーディションを受けました。
――そもそもアイドルを始めたきっかけは?
一ノ瀬 ずっとダンスをやっていて、ダンサーを目指して、中学卒業後はダンスが学べる芸能系の専門学校に通っていたんです。授業でもアイドルについて学ぶ機会があったんですが、お母さんの知り合いが前のアイドルグループを運営していた会社の社長で。それまでアイドルに興味はなかったんですが、声をかけていただいて加入しました。流れでアイドルを始めたんですが、結果的に今も続けています(笑)。
――天羽さんはいかがですか?
天羽さら(以下、天羽) 私だけ長崎県出身なんですが、グットクルーの前に大阪でアイドルをやっていて。そのグループの活動が終わったときに、もう長崎に帰ろうかなと思っていたんです。そしたらグットクルーの運営さんが、私が長崎にいたときの小学校の同級生のおじさんで。前のグループのときにお話したこともありましたし、グットクルーとも対バンしていたんですよね。それで前のグループの活動が終わったときに声をかけていただいて、加入を決めました。
――最初にアイドル活動を始めたきっかけは?
天羽 キッズモデルをやっていて、TikTokで発信もしていたんですが、そのときに前のグループの運営さんから声をかけていただいて、オーディションを受けたら合格して大阪に行きました。
――お幾つのときに大阪に出たんですか?
天羽 中学2年生のときに一人で出てきました。
――すごい行動力ですね。家族に反対されなかったんですか?
天羽 むしろ応援してくれました。もともと私はK-POPアイドルになりたくて、韓国に行くことも考えていたんです。でも大阪でアイドルをやってみたら楽しくて今に至ります。