THE BEAT GARDENの理想像を追求していきたい

――新メンバーのKAIさんに改めてお聞きしますが音楽を始められるきっかけはなんだったのでしょうか?

KAI  音楽を発信し始めたのは15歳ぐらいです。元々、洋楽を聞く機会が多くて、英語で歌うのがかっこいいなって思っていました。なかでもLINKIN PARKとか、日本のバンドだとONE OK ROCKとか、反骨心的をパワフルな歌声で届ける姿に圧倒されました。そういうアーティストの楽曲をカバーしたり、自分で作る時もリファレンスをさせてもらうことが多かったです。SNSを使っていて発信している中で、今回、ご縁があってという感じです。

―― メンバーのみなさんがKAIさんの歌声に惚れこむ瞬間があったわけですね。

U  ありましたね。事務所としては後輩がずっと入ってきていなかったので、仲間が欲しいなと思っていて、新人を探していました。歌が上手い人はいっぱいいましたけど、KAIのオリジナル曲を聞いた時に、隣で歌いたいっていう感情が止まらなかったのは初めてでした。

――KAIさんはUさんから声をかけられた時どうでしたか。

KAI  SNSのDMでメッセージくれたんですけど2通目ぐらいで大事な話があるって言われて。少ないやり取りだったけど、他の人とは違うなと。フィーリング的なものですかね。初めてUさんに会った日に、5人でも会いました。その時のグルーブ感が良かったというか。

U 喋っててほんとに違和感なかったし、普通に楽しかったです。誰か1人でも違和感を抱いてたら、なかったかもしれないけど、みんなもないんだろうなっていうのが全員わかったっていうか。

KAI それまでも色々考えてたものはあったけど話をもらった瞬間にこれなんだなっていうビジョンが先までしっかり見えました。

―― 口説き文句はあったんですか?

U 2通目で大事な話があるって送ったのは、そう言って物怖じするような人はきっとどこかで離れてしまうかなって思ったんです。それでKAIと会った時も席について2、3分でTHE BEAT GARDEN入ってほしいと伝えました。

――ありがとうございます。kowta2さんについて伺います。kowta2さんがDJになられたきっかけを教えてください。

kowta2 小さい頃からダンスをやっていて、ダンスがやりたくて上京ました。地元にいた頃からDJは遊び程度でやってました。ダンスを一度辞めることになって、本格的にDJに取り組むようになってからは、有名なDJの方に弟子入りしました。

―― DJ修業期間があったんですね。

kowta2 そんな感じですね。厳しい環境でしたが、生き残ってきました。

U  kowta2のルーツ、はじめて聞いた!

――そんな背景があったんですね。改めて、この5人になって今後、挑戦してみたいことを教えていただけますか。

怜 新曲をバンバン作りたいです。今回リリースの楽曲が5人体制初めての曲ではあるけれど、5人体制の楽曲だけでライブが完結できるぐらいTHE BEAT GARDENの理想像を追求していきたいです。

kowta2  5人でしかできない曲をリリースして、逆にそういう曲しかリースしたくない。個人的にはスキル磨きながら楽しくやっていけたらいいなと思ってます。

KAI メジャーの世界に入って1年目なのでパフォーマンス力や、歌声となど、色々磨かなきゃいけないと思っています。イベントを重ねるごとに”こうしたい”っていう思いが強くなっています。個人的なスキルを磨いて、THE BEAT GARDENに還元していきたいです。

U  理想のTHE BEAT GARDENは、音楽もミクスチャーだけど、ファンもミクスチャーになってくると楽しいんじゃないかなって思います。スタジアムでのライブに近づけるから5人が特化して混ざり合っていきたい。あとは、全員客席へダイブしてステージ上に誰もいないというとか、過去にやったことがないことをやりたいですね。

昌斗 やりたいことが日々変化していって、どんどん出てくるような状況です。グループとして理想を突き詰めていきたいですし、おもしろいなって思うことを続けたいです。それが音楽だったら最高ですけど、なんでもいいので5人でできたらいいなって思っています。

Information

作品名:「Happy Ender」
発売日:2025年3月26日(水)
発売形態:初回限定盤[CD+DVD]、通常盤[CD only]
通常盤
[CD only] ¥1,200(税込) / UMCK-5772

M1. Happy Ender
M2. She
M3. Happy Ender(Inst.)
M4. She(Inst.)
※CD収録内容は同一

公式サイト

THE BEAT GARDEN

大阪の専門学校で知り合ったU、REI、昌斗、kowta2、KAIからなる5人組ユニット。2016年7月にユニバーサルシグマよりシングル「Never End」でメジャーデビュー。その後もコンスタントにリリースを重ね、2020年1月に東京・新木場STUDIO COASTでのワンマンライブを成功させた。結成10周年を迎えた2022年の8月に発表した、ドラマ「六本木クラス」の挿入歌「Start Over」は配信チャートで22冠を獲得。2023年6月には4thアルバム「Bell」をリリースした。2024年2月にABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ「アイのない恋人たち」の主題歌「present」を配信リリース。4月に初の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でワンマンライブを行う。2025年には新メンバー、kowta2、KAIが加わり新たに5人体制でスタートをきった。

PHOTOGRAPHER:TOMO TAMURA,INTERVIEWER:DAISUKE MATSUBARA