週1でキックボクシングとボルダリングに通って体作りに励んでいる
――今ちゃんは明子先生と出会って絵画教室に通い始めて絵にハマっていきますが、鈴木さんが現在ハマっていることは何ですか。
鈴木 長く続けているのはキックボクシングですが、直近で言うとボルダリングに目覚めて、ずっと壁と向き合っています。どちらも仕事が詰まっていなければ、週1ペースで通っています。
――なぜボルダリングを始めたんですか。
鈴木 2020年に出演した映画『のぼる小寺さん』でクライミング部に所属する高校生の役をやったんですが、そのときに教えてもらった先生と久しぶりに連絡を取って、「明日行きます」みたいな軽い感じで登りに行ったらハマってしまって。おそらく明後日も登りに行くと思いますが、どんどん難しい課題に挑戦しています。
――キックボクシングを始めたきっかけは?
鈴木 二十歳ぐらいから格闘技を観るのが好きで、配信チケットも買って、何かしらの大会を毎週のように観ているんです。欠かさず見ているのはUFC(アメリカの総合格闘技団体)で、たまにONE Championship(東南アジアを中心に活動する多国籍格闘技団体)も観ます。日本ではRISE、RIZIN、K-1、Krushなどを観ますし、ボクシングの試合も観に行きます。学生時代はサッカーに打ち込んでいたんですが、チームスポーツだから人が集まらないとできないじゃないですか。でも思い立ったら体を動かしたいし、こういう仕事をやっていく中で、体作りの面でも常日頃から絞っていたいなというのもあって、キックボクシングを始めたらハマりました。アマチュア選手とスパーリングも楽しんでいます。
――キックボクシングで身についた身体性はお芝居にも活きていますか?
鈴木 そんなにアクションをやっている訳ではないのですが、咄嗟に動くシーンなどでは無理なく動けているなと感じます。殺陣の経験はありますが、本格的に殴り合うようなアクションをしたことがないので、機会があったら挑戦したいですね。
――先ほどお話に出た、大泉さんと揉み合うシーンでも活かされたのでは?
鈴木 確かにそうかもしれません。あまり動きを決め過ぎずに、カメラの位置を意識しつつ、二人で息を合わせながらやったんですが、大泉さんが「疲れる」と言うぐらい、初日から二人で汗をかいて掴み合っていました(笑)。そこに永野さんのかわいくて面白い表情も加わって、撮り終わって映像を確認したときは、みんなで笑いながら観ていました。
――撮影以外で印象に残っていることはありますか。
鈴木 大泉さんの車で、鹿児島までごはんに連れて行ってもらいました。僕、大泉さん、永野さん、スタッフさんというメンバーだったんですが、めっちゃ食べましたね。向かいの席で僕と同じぐらい永野さんが食べていて、細い身体なのに、こんなに食べるんだと驚きました。