デビュー曲「クロネッカーの青春の彩り」は前向きな歌詞とダンスに注目
――ここからは、メジャーデビューシングル「クロネッカーの青春の彩り」について聞いていきます。まずは、タイトルの意味合いや曲に込めた思いなどを教えてください。
ゆうか ドイツの数学者レオポルト・クロネッカーさんの名前がタイトルに付いているんですけど、歌い出しの歌詞が「どれが正解だ だれが正解だ」から始まるんですよね。答えばかりを求めるよりも、チャレンジしてみようという歌詞なんですけど、やっぱり、私達カラフルスクリームも答えのない青春を追い求めているので、今何かに前向きに頑張っている人達を応援できるような曲になっていると思っています。
――曲を聴いた時の第一印象はいかがでしたか?
かれん まず、イントロがもの凄く立体的だなと感じました。色んなところで音が鳴っている気がしたので、多分高いヘッドフォンを使ったら、さらにかっこよく聴こえると思います(笑)。そんなイントロが最初に気になって、そして、歌い始めるところで一気にシューン!ってなるんですよね。最初に聴いた時から大好きです。あとは、「どれが正解だ だれが正解だ」という歌い出しで始まって、最終的に「あれも正解だ これも正解だ」で終わるんですけど、やっぱり人生において正解ってなかなか決められないと思うので、是非皆さんには歌詞にも注目して聴いてほしいです。
――数学的要素の入ったユニークな歌詞も魅力的ですが、歌詞でのお気に入りの部分があれば教えてください。
みゆ 「無限の彩りを君と 解き明かし進むんだ」という歌詞があるんですけど、ちゃんとメジャーデビューシングルに「彩り」という言葉が入っているのが嬉しかったです。歌詞を読み解いていくと、全部が前向きな言葉になっているので、そこがお気に入りのポイントです。あとは単語がかっこいいので、男の子が好きそうな歌詞だなとも感じました。
一同 (笑)。
――では、ライブで注目してほしい振りやフォーメーション、ダンスのポイントなどはいかがでしょうか?
みくる 楽曲もそうですけど、ダンスも今までのカラフルスクリームの曲にはない感じになっていると思います。XやYといった記号が歌詞の中に出てくるんですけど、実は、上から見た時にその形のフォーメーションになっていたりするんです。そんな遊び心がありつつも、逆に踊らないところでは全員が横一列になって腕を上げたりもしていて、メリハリのあるダンスになっているので、そこにも是非注目してください。
――続いて、カップリング曲についても聞かせてください。まずは2曲目の「Rock’N Roll Harmony」について。この曲もまたライブ映えするような楽曲ですよね?
ゆうか この曲は先日、大阪のZepp Nambaでファイナルを迎えた『みんなと奏でるカラフルハーモニーツアー』のテーマソングとして作っていただきました。歌詞にも「プチョヘンザ・クラップ」という皆さんと一緒にクラップできるようなところがあったり、一緒に腕を上げたり、声を出したりできるパートがあったりもして、とにかく明るくポップでロックな曲なんですけど、実はハモリとかを取り入れた挑戦曲だったりもします。ライブでは、ファンの皆さんと一体感を生み出せる曲だなと思っています。
みゆ ダンスは表題曲と比べると簡単な振りが多く、誰にでも真似できるキャッチ―な振り付けになっています。メンバーもダンスの先生もプロデューサーさんもみんなで拘って考えまして、ツアー初日の札幌公演で初めてお披露目したんですけど、この曲の振り付けは前日の深夜にホテルで完成したんです。ギリギリまでみんなで悩んで考えたんですけど、ファンの人達が一瞬で覚えてその場で踊れるような振りになっていると思います。みんなで案を出し合って作り上げたダンスも含め、思い入れの強い1曲です。
――貴重な裏話をありがとうございます。そして、3曲目の「ネモフィラの丘」でまたガラッと雰囲気が変わりますよね。
みくる 私達は既に50曲ぐらい楽曲があるんですけど、この曲はミディアムバラードで、過去のどの曲にも当てはまらないようなジャンルの曲になったと思います。季節も感じられますし、歌詞がすっと入ってきやすく、耳に残る曲調なのでとても気に入っています。
――ちなみに、イントロがなく歌始まりですけど、このパートは…?
みくる 私なんです。ライブでは本当に緊張します。最初の頃はクリック音なのか?私の心臓の音が小さく聴こえているのか?分からないくらいに緊張しました(笑)。でも、こういう曲調が好きなファンの方も多くて、ライブでは皆さんが微笑ましく見て聴いてくれています。既に人気の高い曲になっていると思います。
かれん 私はこの曲を聴いて、本当に泣きそうになりました。お別れソングなんですけど、悲しいというよりも、今までの思い出を大切にして、また新たなステージへと進んでいこうといった内容の歌詞なので、ストーリー性のある歌詞の世界観がとてもいいなと思っています。