12歳からの自分を知るスタッフに囲まれて「どんどん撮っちゃおう!」と背中を押されて

――掲載写真のセレクトにも、白間さんの意見が反映されているのでしょうか?

白間 はい。カメラマンさんやスタッフさんと、たくさん話しながら選びました。ベトナム・ダナンの景色も魅力的だったので、風景と自分が一体になるようなカットを多めにできるよう、全体の構成を考えて。自然がバックにあるからこそ自分がより魅力的に見える部分もあったし、ページごとの色味や流れによってストーリー性を持たせたので、一緒に旅している気分になってくださるならうれしいです。

――おすすめのカットを挙げるとしたら?

白間 全部、好きなんですよ(笑)。でも、どれか一枚を選ぶとしたら、ホテルの部屋にあった街中が一望できる窓によりかかって撮った、水着でのバックショットですね。大きな窓で「外から見られているかも…」と思いながらの撮影はドキドキして、ボディラインやヒップが強調できているし、ナチュラルメイクも含めて気に入っています。

――作品を拝見したところ、水中で表情を向けるプールでのカットも印象的でした。

白間 撮影当時に空がすごく晴れていて、光が差し込んだ水面がキラキラしていたので「撮ってみたいです」と私からお願いしたんです。カメラマンのアンディさんがすぐにセッティングしてくださって。泳ぐのは得意ですし、水中で金魚やクラゲのようにすそがフワフワとしなやかに揺れる衣装を着て、潜りながら自由に撮ってもらいました。

――撮影の合間には、ベトナム・ダナンの食や文化も楽しめたのでしょうか?

白間 めっちゃ楽しみました。現地料理のバインミーがおいしすぎて、色んなお店で食べ比べたんです。夜はスタッフのみなさんと海鮮を食べたり、現地でしか味わえない珍しい野菜も食べたりして。パクチーが好きなので現地のグルメはどれも舌に合っていたし、お酒好きなスタッフさんとホテルのバーで乾杯するのも最高でした。それに、メイクさんもスタイリストさんも、アイドルになった当時からお世話になっている方ばかりだったんです。「思いつくままにどんどん撮っちゃおう!」と背中を押してくれる空気感だったし、撮影中も観光の合間で、のびのびとした姿をパシャパシャと撮られるような感覚でした。