広瀬香美プロデュースの新曲「ゲレンデ・ファンキー・ラブ」誕生秘話と聴きどころ
――ここからは、広瀬香美さんプロデュースの新曲「ゲレンデ・ファンキー・ラブ」について聞いていきます。まずは、改めて今回の楽曲誕生までの経緯を教えてください。
日向 広瀬さんがXで「フィロソフィーのダンスのワンマンライブに行きたかった」とポストしてくださったことが始まりです。本当に何の前触れもなかったので、メンバー一同、偽物なんじゃないか!?と疑ってしまうぐらいにびっくりしました。ライブ制作のスタッフさん経由で知って気にかけてくださっていて、しかも、裏アカからずっとチェックしてくださっていたとのことでした。その後、雑誌『BUBKA』のインタビューで初めてお会いして、それが今年の夏だったんですけど、「いつか曲を書きたいわ」なんて言ってくださって、その後、広瀬さんのフェスにも呼んでいただき、急ピッチでトントントンと話が進み、年内に曲のリリースまで辿り着いたという流れです。

――本当にもの凄いスピード感ですよね。では、実際に「冬の女王」広瀬香美さんからいただいた楽曲の第一印象はいかがでしたか?
奥津 広瀬さんのパワーを直で感じるとともに、難しい曲だなという印象を受けました。でも、広瀬さんから私達への愛を感じましたし、とても嬉しかったのを覚えています。
佐藤 初めは、私に歌えるのかな?と不安でしたし、たくさん練習が必要だなと覚悟した1曲だったんですけど、レコーディングでは、最初から最後まで香美さんが付きっきりで指導してくださいました。ありのままの私の歌い方でよりよく聴こえるようにアドバイスしてくださったので、不安がすぐに楽しいに切り替わって、レコーディングすることができました。全員に的確なアドバイスをしてくださったので、明らかに歌い方が変わったメンバーもいてとてもびっくりしました。
――個人的な聴きどころや推しポイントなども是非教えてください。
香山 私が歌っている「あたしのママとパパもゲレンデでFall In Love 時間も電車も止まって見えたって」という部分が特に気に入っています。「ゲレンデがとけるほど恋したい」で生まれたカップルの子どもという設定で、広瀬香美節を感じられるお気に入りポイントです。
木葭 いっぱい「そう」という語尾の言葉が続くところがおすすめポイントです。「暴走 妄想 迷走 爆走 逃走 幻想 追走 回想」という勢いを感じる部分なので、ライブで見てもとても楽しいと思います。もともとは全部この歌詞だったんですけど、2番はレコーディングの時に、広瀬さんが急遽これに変えようと言って「空想 瞑想 疾走 快走 消えそう 泣きそう 行きそう どうしよう」に変わったので、生で作り上げている感じを初めて体感して、凄い!と感動したので、大事に歌っている部分ですし、ライブでも盛り上がる注目ポイントだと思います。
日向 フィロソフィーのダンスに歌ってほしい曲のイメージが明確にあるとおっしゃっていたので、それが広瀬さんの要素とどのように融合するのか?とても楽しみにしていたんですけど、曲の第一印象はみんなと同じで、難しそう、私に歌えるかしら?といった感じでした。しかも、最終的にキーが3つも上がってしまったので、本当に声が出るかな?という不安もありましたが、広瀬さんからこの曲を歌えるグループだと思ってもらえているんだとポジティブ変換をして前向きに乗り越えようと思えましたし、10年目でも伸びしろがあるグループだと自分達でも再確認できてとても嬉しかったです。広瀬さんの「ゲレンデがとけるほど恋したい」から繋がっているストーリーや歌詞にある広瀬さんっぽい全力な感じも大好きですし、本当に明るく真っ直ぐで太陽のような方なので、トリプルアニバーサリーイヤーを経た私達にとって、縁起のいい曲になったと思っています。

――既にリリイベなどでも披露していると思いますが、ライブでの見所はどんなところでしょうか?
奥津 この曲のパフォーマンスの見所はCDで聴くよりもパワーが増しているところだと思います。レコーディングでももちろん全力を出しましたが、ライブではダンスなどの動きに負けちゃう瞬間もあるので、絶対に負けたくなよねということで、みんなで気合いを入れて臨もうという意思統一がなされています。もう叫ぶぐらいの勢いでいこうと話していて、ライブではもっともっとパワーアップした私達が見れますし、振り付けもみんなで真似できるような振り付けになっています。あと、これも言っておきたいポイントなんですけど、「フッフー!」みたいなかけ声は、広瀬さんも一緒にブースに入ってレコーディングした声なんです。ライブでは是非、ファンの皆さんにも一緒に言っていただきたいなと思います。ちなみに、広瀬さんは「指先触れた彼のブーツにタッチ タッチ タッチ」のところが好きだと何回もおっしゃっていましたので、音源もライブもそこにも是非注目してください。
