女の子のリアルが全部詰まった1stシングル「すきなんかじゃ…にゃい!」
――ここからは、1stシングル「すきなんかじゃ…にゃい!」について聞いていきます。まずは表題曲の聴きどころや推しポイントを教えてください。
澪川 曲をいただいた時に、歌詞の主人公が自分と同じ価値観を持った女の子だなと思いました。好きな人に伝えたい思いが全部、歌詞に詰まっているところがお気に入りです。特に、「メイク・髪・ネイル 気づいてくれた? 会ってひとこと目 褒めてよ、ねえ!」という歌詞は女の子の気持ちを代弁しているなと思います。
小野寺 この曲を披露している時は自分がとっても可愛いと思ってパフォーマンスしています。冒頭と最後は猫になりきっていて、ライブではとびっきり可愛い「にゃにゃにゃ」や「にゃん」を披露していますので、そこに是非注目してください。
中本 自分はこの曲の主人公とは反対のタイプかなと思ったんですけど、「今日のかわいい 明日のかわいい 全部違うから 気づいてね?」という歌詞には特に共感しました。ライブやイベントには毎回必ず来てくださるファンの方がいらっしゃるので、毎回新たな可愛いポイントを作るように自分の中で心がけています。そんな可愛いポイントに気づいてくれたらやっぱり嬉しいなと思います。
阿部 途中でちょっとダークサイドに落ちるところがこの曲のポイントだと思っています。とても可愛い感じだったのに、突然「まーじありえない」と言い始めるところが結構リアルだなと思いました。やっぱり、人間誰しもですが、女の子は特に二面性があるじゃないですか。そういうダークというか、人間味溢れるところに親近感を感じてもらえたら嬉しいです。ラップパートは、歌っている時のリアルな表情も注目してほしいポイントです。

――そのあたりは、MUSIC VIDEOでも表現されていますよね?
阿部 そうですね。女の子ってそういう一面あるよね、分かる分かる…といった感じで、女の子のリアルが伝わるように撮っていただきました。
――ありがとうございます。では、ここからはダイジェスト的になりますが、カップリング曲についても推しポイントなど聞かせてください。まずは、「ケーキを食べればいいんじゃない!?」からお願いします。
小野寺 「私のステージは終わらない あなたがいるから」という歌詞が大好きです。私はアイドル歴がとても長いんですけど、まだ夢を叶えられていなくて、まだまだ終わらないぞという気持ちでいるので、いつもそんな思いを込めて歌っています。また、Dメロのところで「あずさー!」と8回呼ぶコールがあるんですけど、fav meとは毛色の違うグループにいた私にとって、「あずさコール」は自分が培ってきた大切なものなので、それをこの曲で入れてもらえて本当に嬉しかったです。
――続いて、「ギュッてして!」は中本さん、お願いします。
中本 この曲は自分が落ち込んでいた時に送っていただいた曲で、しかも、そんな私に頑張れという意味も込めて、重要なパートを渡してくださったので、とても思い入れの強い1曲です。すごく喜怒哀楽が激しい曲で、可愛い感じで始まったと思ったら、「なんでだ~? まじかよ!」と急に怒り出したり、サビになったら楽しそうになったり…、聴いていて飽きない曲だなと思っています。
――ちなみに、その重要なパートというのはどこですか?
中本 最初と最後に出てくる「出会えた奇跡で僕は苦しいんだ」というところです。私がそこを歌っていたら、ファンの方が自分のSNSアカウントのヘッダーとかにこの言葉を書いてくれていて、とてもグッときたのを覚えています。
――続いて、「ちゅーしよう」については阿部さん、お願いします。
阿部 改めて歌詞を見ていたんですけど、怖いぐらい「ちゅっ」って書いてありますね(笑)。200回以上「ちゅっ」が出てきます。初めて地上波で歌わせていただいたのがこの曲でしたし、初めてMVを撮ったのもこの曲でした。私達の初めてがいっぱい詰まった思い出の1曲です。ライブではファンの皆さんにファンサできるタイミングがたくさんあって、ファンの方達にライブはもちろん、TikTokなどでも踊れるような振りを作っていただいたので、一体感が生まれやすく、ライブで歌うのが楽しみで大好きな1曲です。KAWAII LAB.の楽曲にも中毒性が高い曲が多いと思いますが、1回聴いただけで覚えてしまうと思うので、また別次元で頭に残る曲だなと思いました。
――では、澪川さんは最後の「蒼のラブレター」について、お願いします。
澪川 今回の収録曲の中で1曲だけ系統が違う楽曲です。爽やか系でデビューの時から歌っている曲なんですけど、ラブレターとは言っていますが、未来の自分へ向けた応援歌なのかなと感じています。サビの歌詞が特に大好きで、パフォーマンスしていても感情が入りやすいですし、ファンの皆さんもコールをしやすい曲だと思うので、ライブでは一体感を味わえる1曲だと思います。
