熱気あふれる客席を前にノンストップのパフォーマンスを展開

開演前、メンバーが注意事項を告げる場内アナウンスを受けて、客席では盛大な拍手と歓声が響いた。オープニングVTRと共に登場した7人のパフォーマンスは「闘う門には幸来たる」でスタート。冒頭から振りコピやクラップで一体感を高め、コールを張り上げる観客の熱気を受けながら「ダンスインザライン」「Whatever happens, happens.」「白祭」を次々と歌い上げた。

MCでは、橋本美桜、西野千明、鈴木えま、小野寺梓、麦田ひかる、浜辺ゆりな、三浦菜々子が順番に自己紹介。「2年前も全国ツアー(それでも強く、ただ真っ直ぐに)をさせていただいたんですけど、宮城公演が(当時発生した地震の影響で)途中で終わってしまったりとか、東京公演もじつは(コロナ禍に伴う緊急事態宣言の影響で)できていなかったりして。けっこう上手く行かないことが多かったんですけど、声出しありだし、みんな立ってるし、無事にツアーファイナルを迎えられてうれしいです」と喜びを伝えた。

勢いあるタイトルコールからスタートした「ポイポイパッ」では、笑顔で跳ね回るメンバーに観客も必死に食らいつく。会場にはレーザーの光が飛び交い、シリアスな表情を浮かべた「レイ」「オーバーセンシティブ」に続く「ダウター」では、激しいメロディに合わせて、華麗で力強いステップを刻んだ。

間髪入れずにステージは展開し、ピアノの音色にメンバーの歌声が重なった「モノクローム」で会場はしっとりした空気に包まれ、「キャンディタフト」ではアレンジしたイントロのメロディに合わせて、7人それぞれがほがらかに微笑みながらアピール。曲中では、メンバーがステージ中央から観客への感謝を伝え、終盤で「君が好きだ!」と歌詞を叫ぶと、客席から歓声が響いた。

パフォーマンスは止まらず、「共に描く」に続く「HAPPY HAPPY TOMORROW」では、楽しげに舞うステージを見守る客席から威勢よくコールが起こり、ステージ前方でメンバーが観客に愛嬌を振りまく。軽快な「メンションガール」ではキュートな歌声を響かせ、激しいメロディが続く「全身全霊」では勇ましいヴォーカルとダンスで魅了した。

幕間のVTRでは「7人に聞く夢と現の話」と題して、一問一答形式で活動を回顧。ステージへ戻ってきたメンバーは「アイデンティティ」を披露し、曲中では盛大なクラップで観客との一体感を高めた。

MCを挟み、タイトルコールからスタートした新曲「Heroism」ではメンバーに促されて観客も躍動し、「ぼっち」では「行くよ!」と促されて客席の勢いが加速。「桜色カメラロール」ではメンバーの頭上から桜吹雪が舞い落ち、力を振り絞るかのように歌い上げる「SHOUT」で本編を締めくくった。