「サンクチュアリ -聖域-」は皆さんが愛情と熱意を持って取り組んだ作品
――「サンクチュアリ -聖域-」が全世界で配信中ですが、ものすごい反響ですね。
寺本莉緒(以下、寺本) すごいですよね。配信が始まった直後に、告知をしようと思ってNetflixを観たら、いきなり国内1位でビックリしました。
――どういう経緯で出演されたんですか。
寺本 オーディションだったんですが、台本を読んだ時から、「七海をやりたい」という一心で、絶対に取ってやるぞという気持ちで挑みました。
――現場の雰囲気はいかがでしたか。
寺本 「できない」ままじゃなくて、「できるようになるまでやる」という妥協のない現場で、皆さんが愛情と熱意を持って取り組んでいる作品だなと思いました。独特の緊張感があって、自然と集中することができました。
――初めて台本を読んだ時の印象はいかがでしたか。
寺本 私自身、相撲に詳しくなかったので、脚本を読んで初めて相撲の世界を知って。綺麗な側面だけではなく、裏事情も描かれていて。それは相撲に限らず、どの世界も共通するものだったので、意外と身近なものだなと感じました。
――七海を演じるにあたって、どんなことを意識しましたか。
寺本 ミステリアスなんですけど、力強くて意思のある女性なので、そこがブレないように演じました。私も負けず嫌いで意思が強いので、そこは共感できる部分で演じやすかったです。
――七海は主人公の小瀬清と同郷のホステスで、清を翻弄していきます。
寺本 しっかりとお色気担当をさせていただきました(笑)。撮影当時は18、19歳だったので、全く縁のない世界で。ネットやYouTubeでホステスさんについて調べて、「こういう表情や立ち居振る舞いをされるのか」と勉強させていただきました。ドレスも着させていただいたんですが、初めてのことばかりで新鮮で楽しかったです。
――清を演じた一ノ瀬ワタルさんを始め、力士役を演じた方々の体作りは凄まじかったですね。
寺本 本格的な相撲稽古をしていらっしゃったので、日を追うごとに皆さん体が大きくなっていって。それを見ていると、私も気を引き締めて頑張らなきゃと思いました。皆さんの熱量が普通の現場とは違いましたね。
――完成した作品を観た感想はいかがでしたか。
寺本 映像も綺麗ですし、脚本の世界観が本当に素敵なので、めちゃくちゃ感動しました。キャラクター一人ひとりが本当に個性豊かで、面白いので、そこに注目して楽しんでいただきたいですね。
――現在放映中のドラマ「サブスク彼女」にも出演されていますが、寺本さん演じるなーちゃんはどんなキャラクターですか。
寺本 派遣バイトで働くふわふわしたメンヘラ系女子です。どちらかというと私は七海ちゃん寄りの性格なので、この時もネットでメンヘラ系女子や地雷系女子のタイプを調べて、傾向みたいなものをかいつまんで役作りをしました。脚本の前に原作を読ませていただいたんですが、作者の方が描いたキャラクターを尊重しつつ、親しみやすい女の子になるように演じました。
――現場の雰囲気はいかがでしたか。
寺本 同世代の方が多かったので、和気あいあいと撮影していました。同世代だと共通する話題が多いので、すごく楽しかったです。
――ドラマも後半に差し掛かっていますが、どんなところに注目してほしいですか。
寺本 なーちゃんが前向きに頑張る姿を応援していただけたらうれしいです!