365日、被ることがないように自分にプレッシャーをかけている
――オンラインで買い物をするよりはお店に行って実店舗に足を運ぶ方が多いですか?
古川 圧倒的に多いです。よほど欲しいものがあったりとか、オンラインで買わないと間に合わないというものは、買ったりしますけど、基本的には自分でサイズ感を確かめたいタイプなので。
――買い物をする時に意識していることはありますか?たとえば、着心地とか、デザインとか、ブランド名とか。買う時に重要視するポイントは?
古川 一つ挙げるとしたら、ファーストインプレッションじゃないけど、出会いみたいなものですかね。それが高かろうが何だろうが出会いだって自分に言い聞かせるしかない。「出会ってしまったんだから、これはもう自分が消費者になるしかない」と思って買うのが一番理想的です。でも、そこに迷いが生まれたり、優柔不断な部分が生じた時は、今、自分が持っているものとどう組み合わせられるかを考えます。
――意外と衝動買いするタイプですか?それともじっくり考えるタイプですか?
古川 衝動買いタイプのほうではあると思います。じゃないとやっぱここまでのめりこめない。本当にアホみたいな(笑)。
――ファッションを楽しむ上で最初に決めるものはなんですか?靴ですか?それとも先ほどお話しした音楽ですか?
古川 まちまちですね。
――今日はこの靴をはきたいからとか?
古川 そういう時もあります。アイテムから行くこともあるし、テーマから行くこともある。その日の気分ですね。テーマかアイテムかのどっちかかな。
――今、ヘビーローテーションしている服は何ですか?
古川 365日、自分にプレッシャーをかけているので被ることがないかもしれません。最近レンズ変えたので、これは着用率を高いかもしれないですね。買った時期、これに合わせていろんなものを逆に変えていくみたいな感じなのかもしれないです。強いていうならこれ(サングラス)ですかね。
――365体のファッションに共通することは何でしょうか?ご自身の中の中に最低限のテーマというか、1本通っている芯みたいなはありますか?
古川 絶対に外しがあるというのは大事ですね。
――色とかですか?
古川 素材とかももちろんそうなんですけど、一番ナンセンスだと思うのは、新品のブランド物とか、ハイブランドかどうかにかかわらず、それだけで固めるのが嫌で。どこかにビンテージ混ぜるとか、ちょっとカジュアルなリーバイスのデニム混ぜるとか、そういう自分の中でルールはあるかもしれないです。
――ミクスチャー感みたいなこだわりがあるんですね。
古川 あとはブランド。こざかしいですけど、ブランドで外すとかもあります。ちょっと敷居の高いブランドたちの中にUNDERCOVERで外すとか。UNDERCOVERってその中間を担っているというか。どこまで行ってもいい意味でストリートの役目を担ってくれている。ちょっとキャッチーというイメージがあるので、そういう要素を混ぜてあげるのなんかいいなって思います。