客席に降りてのパフォーマンスにBLUE熱狂!

田中が得意のヒューマンビートボックスを長尺で聞かせ、高度なパフォーマンスに大きな拍手が贈られる。ジャンと松村を手始めに次々とメンバーを招き入れて『Don’t Turn It Down』へ。オールブラックの衣装に身を包んだクールな9人がファンクなビートに乗って『So Woo』を披露。

飯島の「みんなで一緒に踊ってください!」という掛け声と共にスタートした『Pretty Girl』ではメンバーが客席に下りて、BLUEたちと間近でコミュニケーション。スタンド席へと通じる階段を上がり、上方階のBLUEともしっかり視線を合わせていく。興奮冷めやらぬ会場をミドルナンバー『Distance』で優しくクールダウンしていく。

MCでは、ツアータイトル『∞〜 INFINITY 〜』の名付け親である飯島が「今回は僕たちの可能性を見せたいと、ユニット曲を披露させていただきました。皆さんどうでしたか?」とBLUEに感想を求めると大きな拍手と歓声が贈られる一幕も。松村は「俺ってラップ上手いなと思った」と自信満々にユニット曲を振り返り、池田も「これまでで一番かませたんじゃない?」と笑顔。しっとりとしたバラードを披露したジャンは歌声を褒められて照れながらも「やってみたらいい感じだった!」とカラッとした明るさを見せる。古川から「4人がハンドマイクでパフォーマンスするのは初?」とふられると、うなずく志村、飯島、伊藤、柴崎。志村が「爆笑しながら振り付けを考えていた」と話した楽しい楽曲『SAWAGE!!!!』だが、作詞はジャンと松村が担当し、こちらも「笑いながら作っていた」という。

MC明けでは毎公演、日替わり曲での撮影タイムが用意されており、ファイナルでチョイスされたのは『Summer Breeze』。大人の夏のラブソングを色気たっぷりにパフォーマンスし、その様子をBLUEたちは真剣に撮影していた。『相合傘』ではメンバーそれぞれに赤い傘を差しながら歌い踊り、雨空から青空へと変わる演出も見事であった。セクシーで濃厚なラブソング『Not Enough』では、大人な表情とダンスで会場を魅了。クライマックスではシャツをたくし上げて素肌を見せるメンバーに悲鳴があがる。

続いては再びユニット曲へ。年少組サンダードラゴン(田中、池田、松村、伊藤、柴崎)の『Bad Bitter Hone』は、2019年に発表された『真冬の熱帯夜』の続編とも言えるナンバーで、トロピカルな響きも交えながら年上女性への恋情を表現した。この曲は初期からスパドラ楽曲曲を支えたYockeと松村との共作ということで、「(田中)洸希にラップやらせたかった。洸希がギリギリいけるフロウにしている」というこだわりも明かした。年長組ファイヤードラゴン(志村、古川、ジャン、飯島)の『Aim So High』ではアクロバティックな動きも用いる激しいダンスを披露。古川が「バチ踊りこみですよ、修行ですね!」というほどの激しさで、彼らの身体能力の高さを十分に見せつける。