各グループの魅力が炸裂!3公演目はSweetな演出に
超特急やM!LKなど、数多くの人気ボーイズグループを輩出している若手アーティスト集団「EBiDAN」が、8月11・12日に国立代々木競技場 第一体育館にてライブイベント『EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023』を開催。2013年から毎年恒例になっている通称“エビライ”。今回は2デイズの3公演で約4万人を動員するEBiDAN史上最大のスケールとなり、全公演がソールドアウトという注目度の高さを見せた。
11日は“Love & Communication”、12日の昼公演は“Love & Cool”、夜公演は“Love & Sweet”と、3公演でそれぞれテーマを設け、普段「超特急」のライブ演出を手掛けているユーキも演出にも携わり、異なったセットリストやユニット曲を披露した。
オープニングアクトの「えびポン」が元気いっぱいに、「STA*M」が爽やかに切なく、オープニングゲストの「ONE LOVE ONE HEART」が男女混合グループならではの多彩なパフォーマンスで沸かせると、そこに赤いサーチライトが走って警告音が鳴り、会場の熱がグッと上がる。
出演グループの紹介VTRに続いて照明が上がると、ステージ上には9グループ総勢59人の姿が。大歓声を受け、タイトル通り”UNIVERSE=宇宙”な映像をバックに、超特急のタカシが高らかに声をあげて幕開けたのは、この日の為に用意された最新のEBiDAN全体曲『Stage of the Universe』。「M!LK」の佐野勇斗、「ONE N’ ONLY」のEIKU、「原因は自分にある。」の小泉光咲、「BUDDiiS」のSHOOTと歌い継いで、力強い四つ打ちビートが打ち鳴らされるダンスチューンに、観客はカラフルなペンライトを振って応える。「SUPER★DRAGON」の池田彪馬のボーカルも美しく突き抜け、さくらしめじの2人もキレのあるダンスを見せ、エビライというお祭りのはじまりを豪華に演出した。
超特急のリーダー・リョウガが「EBiDAN全員から皆さんにたくさんの、そしてさまざまな愛をお届けしたいと思っています。愛を受け取る準備、できてますか?」と問い「今日は光咲お願い!」と、原因は自分にある。の小泉光咲へ“煽り”をバトンタッチ。「俺たちの愛、受け取る準備、できてるかい!」と恥ずかしそうに呼びかけて、場内を「可愛い!」の声で埋め尽くした。
トップバッターは昨年行われた『EBiDAN AUDITION』の合格者により結成され、4月末にデビューした6人組「Lienel」。『Summer Boy! Sumer Girl!』でタオルを振ってステージ上を飛び跳ね、最後には6人でハートを作るキュートな演出も。「ICEx」はデビューシングル『CANDY』で全方位のオーディエンスに笑顔を振りまいた。BUDDiiSも可愛らしいラブソング『The One』でスウィートなパフォーマンスを見せると、SEIYAのラップから全員でマイクリレーし、日替わりの台詞タイムではFUMINORIが「これからこの先もずっと一緒にいて?」とあざとさ全開のセリフ披露、黄色い歓声が響いた。
『仮面ライダーギーツ』へのレギュラー出演&撮影のために、昨夏よりグループ活動を制限していた杢代和人が加わり、完全体となった原因は自分にある。の『魔法をかけて』ではミュージカルの様な世界観を広げていく。「みんなのこと愛してるよ!」というKENSHINのメッセージからはじまった、ONE N’ ONLY珠玉のラブソング『MY Love』では、曲中、歌うTETTAの頬にKENSHINがキスし悲鳴が上がった。さくらしめじは、ピュアなラブソング『simple』でさすがの高い歌唱力とハーモニーを見せつける。
SUPER★DRAGONも「EBiDANイチsweetなSUPER★DRAGONです!」(飯島颯)と宣言し、『Pretty Girl』で普段のクールなパフォーマンスとは違うギャップを見せてくれた。M!LKは『テレパシー』にて、この日欠席の山中柔太朗のパネルの口元をパカリと開けた塩﨑太智が、そこに自分の口を当てて代わりに歌唱するという楽しい演出を。ラストは超特急のライブ人気曲『ラキラキ』で会場一体となった盛り上がりを見せた。