デビュー4年目にして初のドラマタイアップ曲『明けない夜』のリリースを控えた今の心境
――3月18日にリリース予定の『明けない夜』は、これまでの曲とはテイストが違うバラードですね。
ぺるしゃ御来光(以下、ぺるしゃ) MBSドラマ「ふったらどしゃぶり」の主題歌に抜擢してもらったことがきっかけで作ることになって、書き下ろしということで頭から作らせてもらったんです。元々『願う』という曲を聞いてもらって選んでいただいたこともあり、そちらのテイストに合わせたくて。なるべくしてなった、みたいなところはあるかもしれないです。
――エンタメ要素をあえて消している感じですね。レコーディングのときはどうでしたか?
マンチ漢(以下、マンチ) 難しい曲だなっていう印象でした。挑みながらやっている感じです。レコーディングでは、柔らかいニュアンスを出すところが特に難しかったですね。この1曲で自分たちの世界が変わるようなつもりで録りました。
ぺるしゃ 個人的にはバラードというか、切ない曲も大好きで。音作りにも凄くこだわって、最初の鍵盤の音も、ただのピアノじゃなくていろんな音をレイヤーしています。音の作り込みも最後の最後まで調整して、すごく考えましたね。
ゴールデンくんか君(以下、くんか) ギターの部分もしっかり作られていますが、がっつりバンドって感じでもなくて考えられているなと。
チワワ・ジャップ・Jr(以下、ジャッピー) ドラマ主題歌にしても、バラードにしても、やっぱり歌が主軸なので、歌と絡み合うフレーズがあったりして。自分の中では、楽曲の世界観がドラマに合っているなと感じています。
――これまでの曲調とは印象が違いますがライブではどうでしょう? この曲で売れたいという思いなどはありますか?
マンチ 『爆発的に売れたい』がデジタルシングルでリリースして純粋に「爆発的に売れたい!」っていう気持ちがあって。ドラマのタイアップが決まったのは、売れたい気持ちそのままですね。
ぺるしゃ 盛り上がっているところでこの曲をやる難しさはありますが、ツアーのセットリストは意外とすんなり決まりました。『明けない夜』まで盛り上がる曲しかやってなくて、テンションの落差はあるんですけど、意外とすんなりいけました。俯瞰して見ると、すごい急だなと感じるのですが、ライブの空気感的には流れを綺麗に作れていると思います。
くんか 本当に入り込まないとダメで。自分たちのスイッチが入らないと、演奏できない気持ちがあるんです。ドラマを知らない方が聞いてもその世界に入り込めるようになっているかなと思います。