アメリカのユタ州に短期留学して人としての成長に繋がった
――昨年末に取材をさせていただいたとき、アメリカのユタ州にプチ留学する準備をしていると仰っていましたが、もう行ってきたんですか?
豊嶋 今年3月に18日間、行ってきました。学校の研修旅行みたいなもので、全員ではなく有志が参加したんですが、ユタ州はアメリカの中でも治安が良くて、自然もあって、素晴らしい環境でした。
――言葉の壁は大丈夫でしたか?
豊嶋 私は英語力よりも、コミュ力というか、パワーで押しきるタイプなので、意外と通じましたし、友達もたくさんできました。現地で友達になった子たちやホストファミリーと今も連絡を取っています。
――ホストファミリーと仲良くなったんですね。
豊嶋 本当にホストファミリーが良い人たちで、私と同じ年ぐらいの子と、小学3年生ぐらいの子がいて。ちょうど滞在中が私の誕生日だったんですけど、パーティーを開いてくれたんです。そのときに子どもたちが友達もたくさん呼んでくれて、初対面の子からもプレゼントをもらいました。インスタ交換もして、それで今も連絡を取り合っているんです。来年、ホストファミリーが家族揃って東京に来るので、案内してあげたいなと思っています。
――日本とはコミュニケーションの取り方も違うと思いますが、馴染むことはできましたか。
豊嶋 フランクで仲良くなるまでのハードルが低いので、すぐに馴染むことができました。もちろん人見知りの子もいるんですけど、空気感は明るくて、自由さを感じるんです。それに私も刺激を受けて、「型にハマっていちゃいけない!」みたいな気持ちになりました。
――一日のスケジュールはどんな感じだったんですか。
豊嶋 ホストファミリーに車で集合場所まで送ってもらって、集合場所で東京の同じ学校の子たちと合流して、アメリカの学校に行って、英語の授業などを受けて、夕方ぐらいにホストファミリーに迎えに来てもらって家に帰るという流れでした。
――ホストファミリーの家に滞在していたのは豊嶋さん一人なんですか。
豊嶋 そうです。一家庭に一人でした。
――ホームシックにはならなかったですか。
豊嶋 家族と離れて十数日間も一人で過ごすこと自体が初めてで、しかも学校以外は基本的に東京の友達と会うこともなかったので、ちょっとだけありました。でもホストファミリーが良い人たち過ぎて、他のホストファミリーの家に滞在した子たちよりもホームシックにはならなかったかもしれません。同じ学校の子が、熱を出しちゃった日があったんですけど、その日はホストファミリーのおばあちゃんが誕生日で看病を一切してもらえなかったんです。それを電話で聞いて、私のホストファミリーに「友達が今こういう状況らしくて」と相談したら、即座に「それは行かなきゃ!」って薬をたくさん用意して友達のところに連れて行ってくれたんです。
――温かいホストファミリーですね!
豊嶋 しかも休日はゴーカートに乗ったり、ゲームセンターに行ったり、美味しいハンバーガー屋さんに連れて行ってもらったりと、いろんな場所を案内してくれました。帰国後に一緒に行った子たちに「休日は何してた?」って聞いたら、「子どものお世話をしてた」とかで、私は手厚く接してもらいました。だから東京で絶対に恩返ししなきゃと思っているんです。
――いろいろなことを得られた時間だったんですね。
豊嶋 短い期間ではあったんですけど人としての成長にも繋がったし、本当に行ってよかったです。今後も、いろんな国に行きたいですね。
――最後に改めて「君が死ぬまであと100日」の見どころをお聞かせください。
豊嶋 “もだキュン”ということで、もだえるほどキュンキュンする素敵なラブドラマになっています。余命というちょっと重く捉えがちなワードではありますけど、心温まるシーンも盛りだくさんなので、最終話までご覧いただけるとうれしいです。
Information
日テレ・シンドラ「君が死ぬまであと100日」
日本テレビにて毎週月曜24:59〜25:29
TVer・Huluでも配信
出演:髙橋優斗 豊嶋花 咲耶 紺野彩夏 新井舞良 井上瑞稀
原作:『君が死ぬまであと100日』著者/右腹(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:森ハヤシ
演出:林雅貴 北川瞳 青木達也
製作著作:「君が死ぬまであと100日」製作委員会
©右腹/集英社・「君が死ぬまであと100日」製作委員会
津田林太郎(髙橋優斗)は、一見普通の高校生。彼は幼稚園の頃からの幼なじみ・神崎うみ(豊嶋花)に片想い中。何度告白しても、うまく伝わらなかった想い。しかし人生4度目の告白で、やっと彼女から「恋人になるならたろーだけ!」とOKが。しかしその瞬間、彼の普通ではない能力が発動。 「…うみ。余命が見える」。死ぬまで100日間の余命が、林太郎には見えてしまうのだ。長年の恋が実った瞬間から、愛しい彼女の余命のカウントダウンが始まってしまった。君が死ぬまであと100日。うみを絶対死なせたくない!林太郎とうみは試行錯誤の末、余命が増減することが分かってきた。余命をのばす方法。それは……彼女をときめかせること。希望が見えたものの、「ときめく」が何かがわからない。そんな二人の前に謎の転校生・小野寺いつき(井上瑞稀)が現れ、意味深な言葉を告げる。「彼女の運命は、林太郎くん次第だよ」。果たして林太郎は、愛するうみを救うことができるのか!?
PHOTOGRAPHER:TOSHIMASA TAKEDA,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI,HAIR&MAKE:KAZUYO OOE,STYLIST:NORIKO ISHIHARA