新曲、名曲をピアノ弾き語りで披露 | 百田夏菜子（ももいろクローバーZ） 「ソロコンサート『Talk With Me Xmas Night ～シンデレラタイム～』を開催、自身が作詞を手がけた新曲を含む多彩なパフォーマンスで会場を魅了」　REPORT

新曲、名曲をピアノ弾き語りで披露

トロッコで客席近くを通りながら、観客の子どもたちやカップルに話しかけていく百田。センターステージに到着すると「初めて作っていただいたソロ曲を歌います。どんな曲が良いかという打ち合わせで『太陽とえくぼ』が良いですと伝えさせてもらいました。ピアノで歌うのは初めてです。」と話し、「太陽とえくぼ」をピアノ弾き語りバージョンで披露。リリースから10年の月日が経過しているが、変わらない魅力の中にも進化したパフォーマンス力で会場に歌声を響かせた。

本編ラストは、こちらも自身が作詞した「ひかり」。仕事のために行き来した浜松-東京間の新幹線内で書き留めたメモをもとに作られた歌詞が印象的な楽曲。美しいピアノの音色と共に温かく歌い上げ、曲のラストにはバンドサウンドが加わり、広がりを見せる。最後は百田によるピアノソロが会場全体に響き渡り、「夏菜子―！」「夏菜子ちゃーん！」という声援を受けながら、「今日はありがとうございました！」とステージを後にした。

アンコールでは、コンサートグッズのTシャツと赤チェックのスカートで登場。アンコール1曲目は「メリークリスマス！」の声と共に、ももいろクローバーZのクリスマス曲「サンタさん」。曲中の「かなちゃんのぉ↑↑ ちょっといいとこ 見てみたい」という歌詞のあとに、バスケットボールとゴールリングが用意され見事にゴールするパフォーマンス。その後は抽選でサイン入りグッズが当たる百田からのクリスマスプレゼント企画で会場はさらなる大盛り上がりに。

ラストは「渚のラララ」。元気いっぱいに歌いながら、途中からバンドメンバー、ダンサーもセンターステージに集まり、「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」へと曲が切り替わる。歌いながらステージを降りて会場を歩いて回り、観客の目の前で笑顔を振り撒いた。最後は会場となって歌う「lalala …」が響き渡った。

最後のMCでは「23日、24日とたくさんのモノノフさんと過ごせて、こうして25日クリスマス当日にもみんなが赤いペンライトを振ってくれて、大切な時間を私のために使ってくれて、とっても幸せな1日だなと思いました。」と感謝の気持ちを語った。「たくさんお話をしましょうというテーマで作ったコンサートです。今日の時間が何かの時に寄り添えたら嬉しいです」と大きくお辞儀をした。最後に「また会おうね！」と満面の笑顔で大きく手を振ると、会場は暗転。スクリーンには再び時計が現れ、12時になると同時に鐘の音が鳴り響き、夢のようなシンデレラタイムは幕を閉じた。

元気いっぱいに、大人っぽく、クールに、切なく…コンサート中で多彩な表情で会場を魅了した百田。ももいろクローバーZとしてはもちろん、今後のソロ活動にもさらに期待が高まる一夜となった。

REPORT:KOZUE NAKAMURA,PHOTO:©︎上飯坂一,髙田真希子