「誕生日の前日ってなんか泣きたくなる」インスタのストーリーから着想を得た楽曲
――3月27日にリリースとなる「バースデー前夜」について、今回の作品のテーマやコンセプトを教えてください。
松田今宵(以下、松田) 私の曲は基本的に、自分のやりたいこととか、夢があって頑張っている方に寄り添いたいという想いで書くことが多いのですが、この「バースデー前夜」は特にそういう要素が強いというか、背中を押したいと思って書いた曲です。「応援」をテーマにしています。
――「誕生日の前日ってなんか泣きたくなる」というSNSでの投稿が制作のきっかけだそうですね。この感覚、私もすごくわかります。
松田 嬉しいです。「すごくわかる」っていう人と、「そう?」と分かれるのですが、私もわかる派で。「誕生日の前日ってなんか泣きたくなるんだよね」というインスタのストーリーを見たことがきっかけでした。その言葉を見てすごくわかるなぁと思い、背中を押したいという気持ちで曲を作り始めました。結果的に自分の背中を押してくれる曲になりました。
――どういった部分に共感されたのでしょうか?
松田 誕生日の前日って、年末と同じような感じで、1年を振り返る日になるのかなと思って。誰でも1年ごとに人生のステージがどんどん変化すると感じています。そのスピード感って人によって違う。周りと比べて、自分はこのままで大丈夫なのかな?とか、ちゃんと前に進めているのかな?とか考えちゃう日なのかなと。私もそういうことをすごく感じやすい性格なので、そこに共感したんだなって。
やりたいことがあったり、頑張っている人ほどそう感じやすいと思うので、そういう友達にエールを送りたいと思いました。「頑張っていることを終わらせるのは今日じゃないし、まだまだ明日も頑張ろうよ」と、友達と励まし合うみたいな感じで、明るい気持ちになれる曲にしたかったんです。
――日常のふとしたことからインスピレーションを受けることが多いんですか?
松田 そうですね。日常の中にある言葉や事柄から曲を書こうかなと思って制作がはじまることも多いです。