6人それぞれの“卒業”にまつわるエピソード

――卒業シーズンということで、“卒業”にまつわるエピソードをお聞かせください。

坂井 高校の卒業式当日、卒アルの一番後ろにメッセージを書いてもらうんです。そのときにたくさんの先生たちが書きにきてくれて、メッセージで溢れたんですよ。

――先生のメッセージで溢れたというのは珍しいですね。

坂井 私は誰よりも先生たちと仲良くしていた自信があって、暇さえあれば話しかけていましたし、先生の誕生日にサプライズもしていたんです。あと卒アルの写真がめっちゃ盛れていたので、世の中に出ても大丈夫です!(笑)。

吉川 中学の卒業式で、いつもは何があっても泣かないタイプのクラスメイトがめちゃめちゃ泣いていて。「この子も泣くんだ!」って思ったら、私もつられて涙を流していました。あと最後に先生がクラスのみんなにクラッカーを配ってくれて、みんなで「おめでとう!」、パーン!ってクラッカーを鳴らしたのが思い出深いです。

杏 印象深いのは小学校の卒業式です。私は小学校低学年のときは誰にでも話しかけるフレンドリーな女の子だったんですけど、徐々に落ち着いて静かなタイプになっていったんですよね。飼育委員をやっていたんですけど、休み時間は飼育部屋に行ってウサギやチャボの世話をするみたいな。あまりクラスに馴染めてないのかなと感じることもあったんですが、卒業式の日は、みんなで歌ったり、先生の話を聞いたりしているうちに、すごく寂しくなって涙が出そうになったんです。さすがに恥ずかしくて泣くのは我慢したんですけど、卒業式になると、こういう感情になるんだって自分でも驚きました。

辻野 中学の卒業式当日、教室で保護者が見守る中、担任の先生と副担任の先生が教壇に立ったときのことが思い出深くて。何を思ったのか副担任の先生はコーラの一気飲みをしたんです。しかも上手く飲めずにむせていて(笑)。もしかしたら悲しみではなく、笑いで涙を流してほしかったのかなって思います。それとは対照的に、担任の先生はカメラが大好きで、私たちを一年間撮り続けてくれたんですが、それをムービーにして流してくれました。しかも、その写真をCDに焼いて、みんなにプレゼントしてくれました。

菅田 卒業式で名前を呼ばれる瞬間を今でも鮮明に覚えています。ずっとドキドキしながら構えて待っていたんですけど、大きな声で返事をしたつもりが、後から動画を見返したら、小さい声で返事をしていて、家族と笑ったのを覚えています。

小泉 学校の卒業式ではないんですが、去年ロングヘアを卒業しました!小学生のときからロングだったので、本当に久しぶりにショートにして。

――どういう心境でショートにしたんですか。

小泉 昨年8月に個人で舞台に出させていただいて、舞台が終わったタイミングでイメチェンしたいなって思って、バッサリ20センチぐらい切りました。何か大きなきっかけがあったとか、失恋したとかではありません(笑)。自分で言うのもなんですけど、ショートにしたら好評で、切った甲斐がありました。

坂井 事前にショートにすると聞いていなかったので衝撃が走りました。

小泉 サプライズで一人ひとりにショートを見せて、動画を回したんですが、それぞれリアクションが全然違うんですよ。その中でも、ひとちゃん(坂井)のリアクションが一番大きかったです。

――逆にリアクションが薄かったのは?

辻野 たぶん私です。お仕事で切ったのかなと思って、どうリアクションしていいのか分からなかったんです(笑)。

――今後もショートは続けるんですか?

小泉 ショートにするまでは、ロングの私が好きと言ってくださる宣伝部員さんが多かったんですが、今は「ショートが一番好き」と言われることが増えて。しばらくは継続しようと思っています。