今後の人生ずっと聴き続けていきたい楽曲

――今回の衣装も素敵ですが、それぞれのお好きなポイントを教えてください。

市川優月(以下、市川) 緑と紫の普通のワンピースに見えるのですが、中に木のプリントが入っています。池があったり釣り人がいたり、全身で自然を感じることが出来るところが私の衣装のポイントです。

愛来 私は普段あまりオレンジを着ないので、オレンジとピンクのカラーリングというのが新鮮ですごく可愛いです。

鈴木萌花(以下、鈴木) ワンピースもすごく可愛いのですが、ブーツがメッシュになっていて素敵なデザインになっています。4人共バラバラの衣装なのですが、メッシュとか色味が統一されているところが好きです。

小島はな(以下、小島) スカートなど女の子っぽい服を着ないのでそれ自体が珍しくて。「梅雨祭2024 」でワンピースも着たのですが、衣装でスカートを履いたのは、かなり久しぶりで楽しいです。

――秋も感じるカラーリングで、とても素敵ですね。いよいよリリースとなりますニューアルバム『Flora』のコンセプトやテーマを教えてください。

小島 すでに発表されているヴィジュアルもそうなのですが、華やかではありつつも大人っぽくて落ち着いたイメージのアルバムだなと感じました。楽曲も毎日聴けるような心地良いものばかりで、ジャンルもバラエティーに富んだ内容ですが、通して聴くとすごくまとまりが良くて。リード曲となっている『Flora』も大人っぽくて、ちょっとエアリーな感じの歌い方にも挑戦していて、新しい私たちを見せられるかなと思います。3月に開催したワンマンライブ「FLWRS」の伏線を回収するようなアルバムになっているので、歌詞やアートワークの細かな所まで注目していただきたいです。

――皆さんの推し曲とそのポイントもお聞きしたいです。

鈴木 どの曲も大好きでその日によって一番が変わるのですが、今回は『Squall』を推させていただきます。「ここが好き」とかそういうことよりは、曲全体を聴いた時に、直感で「好き」と思える楽曲で。でも難しいことにいくつも挑戦している楽曲でもあって。

小島 最初は、ここが好きとか考える暇も無いくらい難しかったよね。

鈴木 そうそう。『Squall』が私にとって一番難しい楽曲であり、好きな曲です。イントロの最初の音からすごく素敵だなと思っていて、カッコいいメロディーに乗れる感じでありながらも、サビも印象的で何度も聴いています。

愛来 オシャレですごく心地良い楽曲だよね。

鈴木 上がったり沈んだりする女の子の気持ちを表している曲でもあって歌詞も好きです。音域が広くて、難しいポイントだったのですが、4人それぞれの得意な音域が異なっていることで広がりを感じて、AMEFURASSHIだからこそ出来る楽曲だなとも思っています。

愛来 どの楽曲も好きで、『Squall』も『ALIVE』も何度も何度も聴いているのですが、『COOL HOT SWEET LOVE』は一目惚れした感覚のある楽曲です。イントロを聴いた瞬間から、良い!ってなって、ステージで例えるなら、暗転があって1つのスポットライトに照らされている中、2人が背中合わせで立っている様な光景が浮かびました。メロディーラインのグッとくるような所と、恋心を描いた歌詞が素敵で。“可愛い”じゃないけどカッコいいだけでも無い、新しいテイストの楽曲だなと思いました。

市川 アルバム全体の雰囲気がノスタルジー感もあるよね。一番風景が思い描けるなと思ったのが『HICCUP』です。AMEFURASSHIの可愛らしい曲が大好きで、このアルバムの中で一番可愛いがつまっているのがこの曲だなと。『HICCUP』は「しゃっくり」という意味なのですが、お酒に酔っちゃっている女の子の隣には好きな男の子がいて、その人にキュンキュンしていて、「この火照っちゃっている感じは酔っているのか恋だからなのか分からない」みたいな心情がすごく可愛らしいし、キュンキュンしちゃいました。目黒川の桜を一緒に見に行っている状況をイメージして作られているんですけど、光景が全部目に浮かんできて。自分だったらこういうコーディネートしていっちゃうだろうなとか思ったり。出だしの萌花の声が本当に可愛らしくて、耳が癒されます。

――市川さんだったらどんなコーディネートで臨みたいですか?

市川 絶対キャミで、ちょっと肩が見えるニットカーディガンとか。

愛来 昨日の私服じゃん!

市川 それにデニムパンツですね。

小島 いつもの優月の服だよ!

市川 パステル系のニットにデニムって最高に可愛いじゃん!『グラデーション』も春の曲ですけれど、ここまでしっかり春の桜の曲というのは初めてなので、今からはもちろん、来年の春もたくさん聴いて欲しいです。

小島 非常に迷うんですけど、『Flora』がすごく好きで、普段の生活でも何度も聴いています。リード曲だけあってこのアルバムを表現してくれていると思いますし、みんなの歌い方もすごく好きで、いつもの楽しいみんなとのギャップを感じます。今後の人生ずっと『Flora』を聴き続けたいです。