初ユニット曲の魅力とメンバーから受けた刺激

――志賀さん、阿久根温世さん、竹野世梛さんによる『恋ソーダ』についてはいかがですか?

志賀 甘酸っぱい恋心を炭酸で表現している、THE青春という曲になっています。出てくるワードもすごく好きで、Aメロの「ラムネ色の空」とか、普通に青色と表現しないところが素敵だなって。「喉が痛い」ではなくて「ヒリヒリ痛い」とか、ちょっとした表現の違いでその情景をすごく想像出来るなと思いました。ライブでは白いベンチをつかってパフォーマンスをして、歌詞とリンクした相合傘などの演出で、さらに世界観を味わってくれたのではないかと思います。

――お二人とはどの様な練習をしたのですか?

志賀 可愛い全振りで行きたかったので、サビ前などのフリータイムで毎公演違う演出をしようと話していました。アドリブもありつつも、Aメロでのおんぶとか「こんなことやってみようよ」と挑戦してみたり、その公演でしか見られないシーンがあることも面白かったです。

八神 僕も舞台袖から見させてもらって、この3人にしか出せない可愛らしい爽やかな雰囲気が素敵でした。りっくん(志賀)が言った様な恋愛を感じさせる演出はCOOLerの皆さんにとっても最高だなと思うので、今後のライブでの披露も楽しみにしていて欲しいです。

山本 本当に爽やかでキラキラしていて、ソーダの缶を開ける音だったり、炭酸のシュワって音も面白かったです。頭に残る可愛らしい曲ですし、振り付けもキャッチーで真似したくなります。

――山本さん、筒井俊旭さん、中村旺太郎さんによる『Butterfly Echo』について教えてください。

山本 「バタフライ効果」という言葉があって、蝶の羽ばたきの様な小さな出来事がどんどん広がっていって、最終的には大きな出来事になっていく…という意味なのですが、僕たちの今と照らし合わせている様な歌詞になっています。ICExを結成した時には存在を知ってくれている人はわずかしかいなかったのに活動を重ねていくごとに、たくさんの方がICExを愛してくれるようになって、すごく素敵だなと思います。

僕たち3人はツアーの時はDance Trackを披露していたのですが、このアルバムをきっかけにこの3人のユニット曲もできたってことがすごく嬉しいです。まだ振り入れはしていないんですが、すごくライブ映えすると思うし、サビでバキバキに決まる様な振りでライブを盛り上げられたらと思います。

志賀 サビがダンスメインになっているのですが、先輩の楽曲でもいくつかしか見たことが無いし、ICExの楽曲の中にそんなカッコ良い曲が加わって嬉しいです。振り付けはまだこれからですが、ライブで最高に盛り上げてくれると思いますし、体が自然に動いちゃう様な曲になっているのでみんなで盛り上がりたいです。

八神 音源をいただいて聴いた時に、すごくメロディーが好きだなと思いました。曲において歌詞ってとても大切だと思うのですが、この曲の様にメロディーだけでサビが完結するのもすごくカッコ良いなと。3人のダンスにすごく合うと思うので、早くライブでも観たいです。