現体制になってフレッシュな雰囲気になった
――カナコさんとシオリさんのお二人は初期メンバーですが、結成当時と比べてグループの変化はありますか。
シオリ 変化しかないですね。
カナコ 楽曲も衣装も常に変化していますからね。そのときの需要だったり、メンバーの雰囲気だったり、時代に合わせて変化しています。
シオリ 『スター・ウォーズ』のエピソードみたいな感じです(笑)。そのときのメンバーによって、「今はこの形!」みたいなのが変わっていくんです。
カナコ 今日の衣装は私がデザインしているんですが、2020年に結成したアルツバの4年間の歴史を踏まえて、10月5日に東京・KANDA SQUARE HALLで開催した4周年ワンマンライブで披露したものです。結成当時の衣装はグループのコンセプトに忠実に“神話”をイメージしていたんですが、そこからプリプリのアイドル衣装になったこともありましたし、いろいろな変化を経て、今のアルツバらしさを表現しました。
――パフォーマンス面で言うと、今はどんなことを意識していますか。
カナコ フレッシュさとかわいさです。去年まではかっこよい雰囲気が強めだったので、この一年でも大きく変化しています。
――ツカサさんとキアラさんの加入は2022年3月ですが、当時はどんな印象を持ちましたか。
キアラ 私たちが加入したときはメンバーが10人いて、かわいいお高めの女の子がロックもできちゃうよみたいな感じで、ロック要素が強かった時期でした。しばらくかっこ良さを前面に出してやっていたんですが、2023年12月に新メンちゃんが3人入って、まだ十代の若い子もいるので、自然とフレッシュな雰囲気になったなと感じます。
リョーカ 私は去年の夏ぐらいから、アルツバの野外ライブやリリイベなどを定期的に観ていたんですが、加入する前と後では、良い意味で印象が違っていて。私たちが入ったことによって楽曲の雰囲気が変わったのもあるんですが、加入前は「しゃなりしゃなり。フン!」みたいなみたいな感じに見えていたんです(笑)。
――まさにキアラさんが仰っていた「お高めの女の子」だったと。
リョーカ そうです。でも実際に加入してみると、みんなフレンドリーですし、ライブパフォーマンスも変化しているなと感じます。
オト 私もスン!としたお姉さんというイメージだったんですが、めちゃめちゃ話しやすくてオモろい人たちばかりで、すぐに馴染むことができました。
カレン 私も加入前は楽曲や衣装のイメージが綺麗かっこいい系だったので、そういう路線かと思っていたら、今回のシングル表題曲「ちゅき…ちゅ!」にしてもかわいい路線だし、前回の衣装もプリプリ。私たちが加入してからもアルツバが変化しているのは不思議な感覚です。先輩方が着ていた過去の衣装を着させてもらうこともたくさんありますし。まだ加入して一年も経っていないんですが、いろんな時代のアルツバに触れられている気がして、そんなグループは珍しいと思いますし、いろんな経験ができて楽しいです。