日常で過ごすときの格好はジャケットスタイルを増やしている
——今日のコーディネートについて教えていただけますか?
Novel Core デニムのジャケットはDIESEL(ディーゼル)で、確かグレン・マーティンスがクリエイティブディレクターに就任して最初のコレクションのものだと思います。数年前のものですが、今日の天気にちょうどいいなと思って着てきました。当時、東京ビッグサイトで行われたコレクションを見に行かせてもらって、自分でスタイリングを組んでいいということだったのでDIESELのショールームで気に入ったものを羽織って、そのまま購入したジャケットなんですが、もともとこういう褪せたようなカラーでした。
——パンツと靴はどちらのブランドですか?
Novel Core デニムのサルエルパンツはsulvam(サルバム)です。靴はRick Owens(リック オウエンス)で一応スニーカーなんですが、このGEOBASKET(ジオバスケット)はリック本人がスニーカーとブーツの中間を狙って作っていて、長く愛されているモデルです。
——小物なども教えていただけますか?
Novel Core タンクトップはHanes(ヘインズ)で、サングラスはGENTLE MONSTER(ジェントルモンスター)。指輪は全部ROSH(ロッシュ)で、ネックレスも同じくROSH。今日は珍しくブレスレットをしているんですが、これはBUNNEY(バニー)というDover Street Market Ginza(ドーバー ストリート マーケット ギンザ)で見つけたシルバーアクセサリーです。
——今日のコーディネートのコンセプトは?
Novel Core 全体的に落ち着いた雰囲気にしたくて。最近、自分の中でのトレンドが変わってきていて、ライブのときはどんどん簡素なコーディネートになっているんです。ライブ仕様でTシャツに動きやすいパンツを合わせて、派手なスニーカーを履いて出て行くというほうに振り切っていて。ライブで着飾らなくなった分、日常で過ごすときの格好はジャケットスタイルを増やそうかなと最近は思っています。ただ中はタンクトップにして、パンツは緩やかなシルエットで色はデニムにするなど、シックになり過ぎないようにしようと。あまり性格とファッションが離れ過ぎるのもどうかなと。そんな上品なタイプではないので(笑)。
——数シーズン前のジャケットと仰っていましたが、しばらくワードローブに眠っていたということですか。
Novel Core 買った当時はそこそこ着ていたんですが、しばらく着ていませんでした。今日はジャケットを着たいなと思ってクローゼットを見ていたら出てきて、「かわいいじゃん」と思って。暖かくなってきたので、時期的にもちょうど良くて、中はタンクトップで、このくらいの厚さのジャケットがいいなと。寒かったら中にパーカーをレイヤードするだけで済みますしね。
——タイトなシルエットのジャケットもお持ちですか?
Novel Core 持っています。それこそJOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョンローレンスサリバン)でキュッとしたシルエットで肩幅がしっかりとしていて腰がめっちゃ絞ってあるようなジャケットもセットアップで持っています。そういうのは「ネイルオブザイヤー」で表彰していただいたときや、BMSGが催しているメディア関係やお世話になっている企業の方々とコミュニケーションを取る場などで着用しています。
——そういう場ではネクタイもされるんですか?
Novel Core します。ただ自分でネクタイが結べないので、いつも母親に結んでもらっています(笑)。ネクタイのコーディネートはラフなのもシックなのも大好きなんですが不器用すぎて……。通っていた中学がブレザーでネクタイだったんですが、後ろでパチンと留めるタイプのネクタイだったので、ちゃんと結べないんですよね。いつかは自分で結べるようになりたいです。
——ネクタイも掘り出すと奥深いですよね。
Novel Core ですよね。国や地域、年齢によっても変えるという話をファッション誌の撮影でハイブランドのシューティングをさせてもらったときにスタイリストさんから聞いて興味を持ったんですが、すぐに諦めてしまいました(笑)。