6期生がWセンターを務める新曲「ビリヤニ」は病みつきになるスルメ曲

――ここからは、ニューシングル「ビリヤニ」について深掘りさせてください。正直、タイトルにびっくりしました。

梅澤 タイトルのインパクトに引っ張られてしまいますが、フレッシュな6期生の2人がセンターに立つからこそ歌える曲だと思いました。曲の主人公が若い男の子なので、その初々しさも伝わるといいなと思っています。本当にスパイスが効いた楽曲で、ライブや歌番組で見ていただくと、どんどん病みつきになる曲だと思っているので、パフォーマンスを何度も重ねて見ていただけたら嬉しいです。

――曲の第一印象はいかがでしたか?

菅原 最初はビリヤニって何だろう?というところから始まって、曲をいただいてから詳しく調べました。乃木坂46には、今までにも食べ物にまつわる曲がたくさんありましたけど、表題曲でこういう楽曲を歌う機会はなかったので挑戦的だなとも思いましたし、パフォーマンスを重ねることで、私達の曲への理解度もどんどん深まって表現のアイデアも沸いてくると思うので、今回の曲は特に披露を重ねていくのが楽しみです。

――冬のリリースではありますが、イントロにかけ声が入っているので、夏のライブでも映えそうな印象を受けました。

梅澤 確かに、かけ声などキャッチーで分かりやすいフレーズが多いので、ライブをイメージしやすいかなと思います。あとは、2サビ終わりの香辛料の名前をばーっと言っている歌詞も本当に面白いので、ファンの方が一緒に叫んでくれたりしたら、さらにライブ映えするポップな楽曲になるのかなと想像しています。実際にスパイスを入れているような振り付けもインパクトがあって私は大好きです。

菅原 甘酸っぱく可愛らしい恋愛を描いた曲なので、ハートがたくさん散りばめられていたり、Wセンターの2人がビリヤニを食べるポーズがあったり、振り付けも印象に残る曲だと思います。あとは、瀬戸口と矢田の「It‘s time」や「Good bye」といったパートがとにかく可愛いので、そこも個人的なおすすめポイントです。

――MVの見所も是非教えてください。

菅原 私は、Wセンターの2人がスパイスをかけられて小さくなるシーンが大好きです。撮影の時は人形を2人に見立てて撮っていたので、完成形がどうなるのか?とてもワクワクしていました。乃木坂46らしいパフォーマンスを見せる場面もあれば、楽曲のテイストに寄せた衣装を纏って踊っている場面もあるので、色々な一面を楽しんでもらえるMVになったと思います。とにかく全メンバーが可愛いので見てほしいです。

――撮影に臨む6期生お2人の姿はいかがでしたか?

梅澤 先輩とのMV撮影は初めてだったと思うんですけど、本当に真面目に真摯に向き合ってくれていました。モニターに釘付けになって、自分達以外のシーンもずっと見てくれていましたし、振り付けの先生の言うことを真っ直ぐに聞いて2人で何度も確認している姿がとても印象的でした。こんなにも頑張る2人のためなら、私達も何でも頑張れると思わせてくれましたね。

――ご自身の加入当初のことを思い出したりもしましたか?

梅澤 そうですね。思い出しましたけど、私はこんなにしっかりしていなかったので…、本当に立派だなと感じています。

――MVの見所としては、梅澤さんと久保さんがペアになるシーンもグッとくるポイントかなと思いましたが、いかがでしょうか?

梅澤 最近のシングルでは、久保とシンメ(シンメトリー)になることが多かったので、これで最後なのか…と思いながら踊っていました。ポジション的には久保が2列目の真ん中で、私が3列目の真ん中なので、今回は後ろから見守っていようと思っていたんですけど、振り付けでは対になって踊るシーンが多くて嬉しかったですね。振り付けの先生やスタッフの皆さんが色々汲み取って、フォーメーションを考えてくださったので、たくさんの方の愛に支えられて叶ったことがとても嬉しかったですし、悔いなく最後まで楽しもうと思って撮影にも挑みました。

――そして、この取材の数日後には卒コンが開催されます。改めて、梅澤さんの今の心境はいかがでしょうか?

梅澤 久保は乃木坂46のパフォーマンスや楽曲をとてもリスペクトしているメンバーだったので、そんな久保が作る最後のライブに一緒に参加できることがとても嬉しいですし、久保にしかできないセットリスト、久保らしさが詰まったライブになると思うので楽しみにしていてほしいです。私はもうリハーサルからグッときちゃってますが、当日は泣きたい感情はいったん置いておいて、ライブにしっかりと向き合おうと思っています。

――菅原さんも大きく頷いていましたが…。

菅原 卒業コンサートは、毎回卒業されるメンバーらしさが溢れ出るライブになっていると思うんですけど、今回はまさに“乃木坂46の久保史緒里”を表したようなライブになると思います。同期の間でも「めっちゃ久保さんっぽいよね」と話しているんですけど、1曲1曲にものすごく意味合いを持ってセトリを組んでくださっていると聞いて嬉しかったですし、久保さんの後輩でいられて本当に幸せだなということをリハーサル期間中の今まさに噛み締めています。久保さんからいただいた愛を何倍にもして、後輩やファンの皆さんにたくさん返していきたいと思っています。まだ全然実感は湧いていないんですけど、久保さんがとても自然体でいてくださるので、一緒にいられるこの日常をしっかりと自分の中の記憶として残していきたいです。