学生時代に打ち込んでいたことがお仕事にもつながっている
――ここからはお2人が学生時代、お仕事以外で打ち込んでいたことを教えてください。
中村 小さい頃からフィギュアスケートを習っていて、中学の前半まで続けていたので、そのときに柔軟性が身についたと思います。中学1年生から芸能活動を始めたのですが、足首が弱くて捻挫をすることが多くて。ちょっとした段差でもひねるようになってしまい、フィギュアスケートを辞めて、芸能に専念しようと決めました。そのときの悔しさが、お仕事への原動力になっていますね。あとは、中国舞踊をやっていたときもあったのですが、もともと体を動かすことが好きなので熱中しました。
――今回の映画でも中国語を披露していますね。
中村 単語がパッと出なくなってしまうので、なるべく語学は使うようにしないといけないなと改めて思いました。だから中国語も定期的に日常生活で使うようにしています。
菅井 私も小さい頃にフィギュアスケートを習っていたんですが、他にもいろんな習い事をやっていて、中でも打ち込んでいたのがバレエでした。幼稚園から中学1年生まで続けたのですが、毎日夜12時近くまでレッスンを受ける時期もありました。一方で小学5年生から乗馬を始めたのですが、それが学生時代に一番熱中したことです。同級生に誘われて始めたんですが、もともと動物が大好きだったのもあって、すぐに乗馬の魅力に引き込まれて。バレエは足を外側に開く「アン・ドゥオール」が基本姿勢なのですが、乗馬は逆に内側なので、バレエの先生に「両立は難しいから、どちらかを選びなさい」と言われて、乗馬を選びました。それから、いろんな乗馬クラブに通う中で、中学1年生のときに馬場馬術競技に出会って、大会にも出ていました。

――最近、乗馬を再開したんですよね。
菅井 芸能活動を始めてからブランクがあったんですが、いろんなご縁が重なり、去年から再開しました。乗馬は一生の趣味として続けたいですし、お仕事でも馬術を活かせる役に出会えたらうれしいです。
――バレエの経験はお仕事にも活きているのではないでしょうか。
菅井 グループ時代は特に活かすことができました。振り付けを覚えるのが早いほうだったのですが、自然と覚え方が身についているんですよね。特に櫻坂46では、しなやかな動きが多かったので、バレエの動きが役立ちました。
――中村さんはフィギュアスケートをやる機会はありますか。
中村 実は去年、久しぶりにスケートリンクで滑る機会がありました。ジャンプを試みたのですが、ブランクがあるので恐怖心がありましたね(笑)。でも滑り始めたらすごく楽しくて、あっという間に時間が経っていました。

――俳優としてターニングポイントになった作品を教えてください。
菅井 私にとって初の舞台で、坂道グループの選抜メンバーが初共演した「ザンビ」(18)は、お芝居の楽しさと難しさの両方を感じて、もっとお芝居が上手くなりたいと思うきっかけになりました。その後、舞台「飛龍伝2020」で初めて主演をやらせていただいたのですが、そのときに自分の心の叫びみたいなものが役とリンクして一体になれた感覚がありました。映像ですと、やはり「チェイサーゲームW」シリーズですね。国内外の多くの人たちに作品が届いて、お芝居を通して、メッセージを発信できるんだということを強く実感しました。これからも自分が演じる役のセリフや立ち居振る舞いに、しっかりと思いを込めたいですね。
中村 作品は絞りきれないんですが、23、24歳くらいから「この役は自分にしかできない」という責任を強く感じながら、それまで以上に役に対して真摯に向き合えるようになりました。いろんな場面で、いい環境に携わらせていただいているなと感じるので、応援してくださっている方々の活力につながるよう、一つひとつの表現をないがしろにせずに取り組んでいきたいと作品に臨んでいます。
Information

映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』
2026年5月15日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
出演:菅井友香 中村ゆりか
岡本望来 黒谷友香 / 伊藤歩
原作:「チェイサーゲーム」漫画原作:松山洋 漫画:松島幸太朗
脚本:アサダアツシ
監督:太田 勇
©2026映画『チェイサーゲームW 水魚の交わり』製作委員会
ドラマ「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」から7年後。樹(菅井友香)と冬雨(中村ゆりか)は、中学生になった娘・月(岡本望来)とともに、静岡県・伊東市で暮らしている。家事や子育て、仕事に追われる日々の中で、共に過ごす時間はいつしか「当たり前」になっていく。7年という歳月の中で、ふたりの関係は“恋人”から“家族”へと変わり、少しずつすれ違いを見せ始める。お互いの何気ない言葉や態度に心を乱されながらも、表向きは穏やかな家庭を保ち続けるふたり。しかし娘の月は、両親の間に漂う違和感を敏感に感じ取っていた。ある日、トラブルに巻き込まれた月は、タクシードライバーの梢(伊藤歩)に助けられる。その出会いをきっかけに、樹と冬雨は初めてお互いの本音と向き合い、すれ違っていた“愛”のかたちを見つめ直していく。家族として、そしてパートナーとして、変化してしまった「愛」を見つめ直し、再び歩み寄ろうとするふたりの姿を描いた、大人のガールズラブストーリー。
PHOTOGRAPHER:YUTA KONO,INTERVIEWER:TAKAHIRO IGUCHI,HAIR&MAKE:カワムラノゾミ(菅井) 澤田梨沙(中村),STYLIST:福田亜由美(crêpe)(菅井) 奥富思褒里(中村)
