原点は幼稚園のお絵描き―15年のキャリアを支えた“描くこと”

――15周年という節目を迎えた現在、俳優やモデルのみならず、アートやモーターサイクルなど活動の幅を広げていますが、若月さんのアートの原点はどこにあるのでしょうか?

若月 原点は幼稚園ですね。祖父が絵を教える仕事をしていたので、描いた絵を持って行くといつも喜んでくれました。その反応を見るのが嬉しくて、毎日のように絵を描く習慣が自然と身に付いたのだと思います。クレヨンや絵の具から始まり、成長するにつれてパソコンでも絵を描くようになり、乃木坂46時代は移動時間にタブレットで絵を描くなど、ずっと続けてきた私のライフワークです。俳優やモデルの仕事をするようになってからは、「自分自身が作品になる」という感覚が面白くて、そこからもアートと表現が自然と繋がっていきましたね。振り返ってみると、アートはずっと私を支えてくれていた存在だと感じています。

――そして、モーターサイクルにも興味を持たれたきっかけは何だったのでしょうか?

若月 実は免許を取ろうと思ったきっかけは突発的な衝動でした。「人生でやれないことを減らしたい」という気持ちがあって、体力があるうちに挑戦したいと思ったんですよね。もともとレースを見たりする習慣はなかったのですが、父が車好きなので、家では車の話題が多かったのを覚えています。母も昔、二輪に乗っていたので、知らないうちに私にもモーターものが好きな血が流れていたのかもしれません(笑)。免許を取ってからは、父とは車の話、母とはバイクの話がたくさんできるようになって、家族との新しい繋がりが生まれたこともとても嬉しかったです。

――アートもモーターサイクルもご家族の影響が大きかったのですね?

若月 そうだと思います。父は大学で文芸を学んでいて、エッセイを書いたり、キャッチコピーを考えたりすることが好きなタイプだったので、言葉への感性は父から受け継いでいるのかもしれません。アートと言葉はどちらも自分の表現の核になっているので、改めて、家族の影響を大きく受けていると思います。

――ちなみに、昔から好奇心旺盛なタイプだったのですか?

若月 そうですね。何事にも興味津々なタイプだったと思います。新しい何かを知ることが大好きで、自分がやってみたいと思ったらすぐに動く性格です。

――では、そんな若月さんが今興味あること、これから挑戦してみたいことはありますか?

若月 たくさんあるのですが、最近は「自分のアイデアを自分だけのために使いたくない」と強く思うようになってきました。今回の作品集では、自分のためにアイデアを使いましたが、もし他のアーティストの方をプロデュースするとしたら、全く違うアプローチになっていたと思います。自分のアイデアを誰かのために使える場所があるなら、是非挑戦してみたいので、プロデュース業にもとても興味があります。もともと流通マーケティングなどにも興味があったので、ものづくりや企画制作に携わってみたいです。プライベートでは習い事をしてみたいですね。今は水泳を習いたいと思っています。大人になったからこそ、自分の意思で新しいことを何でも始められるので今とても楽しいです。人生はまだまだ続くので、これからも色々なことに挑戦していきたいと思っています。

――ありがとうございます。それでは、最後に今回の作品集を楽しみにしているファンの皆さん、STREAM読者の皆さんに、メッセージをお願い致します。

若月 今回は写真集ではなく、作品集という形にこだわって作りました。美術館で絵を見るように、1ページずつ止まって見てもらえたら嬉しいです。ところどころに私の言葉も入れているので、写真を見て、言葉を読んで、また写真を見るなど、自由に楽しんでほしいです。芸術作品と同じで捉え方に正解はありません。何度も読み返して、好きな写真や好きな言葉をひとつでも見つけてもらえたら嬉しいです。数年後に読んだらまた違った印象になると思いますので、皆さんに長く愛してもらえるような作品集になったらいいなと思っています。

Information

<BOOK>
若月佑美『FIRST EGOISM』
2026年9月18日(金)発売

仕様:4C/A4並製/96頁
価格:4,400円(税込)
販売先:ヘリテージブックストア(https://heritage-onlineshop.com/)
中面は共通で表紙カバーのみ異なる「通常版」と「特別版」の2種類があります。

通常盤

特別版

【ヘリテージブックストア】
・ヘリテージブックストア限定ポストカード1枚付き(全3種・ランダム)
https://heritage-onlineshop.com/pages/wakatsukiyumi-first-egoism

【Amazon】
・Amazon限定ポストカード付き
通常版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0HBBVQ3N8?tag=yahhyd-22&ref=pd_sl_1ufndix7qj_b
特別版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0HBBRK1BR?tag=yahhyd-22&ref=pd_sl_1ufndix7qj_b
※電子書籍版について2026年9月25日以降の配信を予定しています。

【セブンネットショッピング】
・セブンネットショッピング限定アクリルフォトスタンド付き特別版 6,200円(税込)
https://7net.omni7.jp/detail/2110695762

<EVENT>
若月佑美 作品展
会期:2026年10月3日(土)~2026年10月12日(月・祝)
開館時間:13:00~19:00
会場:encounter gallery 東京都文京区小石川5-29-5 細木ビル2F
入館料:1,000円(税込)※入場特典付き
https://encounter-gallery.curbon.jp/

若月佑美

6月27日生まれ、静岡県出身。O型、身⾧157.7cm。2011年から乃木坂46で1期生として活動し、2018年11月にグループを卒業。その後は女優・モデルとして活動の場を移し、ドラマでは『今日から俺は!!』(日本テレビ)、『私の家政夫ナギサさん』 (TBS)、『共演 NG』(テレビ東京)などに出演。映画でも『桜のような僕の恋人』、『ブラックナイトパレード』など出演作多数。舞台『薔薇王の葬列』ではリチャード役で主演を務めた。また、二科展にて通算9回入選し、特選入賞するなど、アートでも才能を発揮している。2024年にはABCテレビ・ドラマL『セレブ男子は手に負えません』で地上波連ドラ初主演を果たし、連続テレビ小説『おむすび』福岡・糸島編に書道部の顧問・五十嵐郁美役として出演。2025年2月、普通二輪免許を取得し、「MotoGP™日本グランプリ公式PR大使」に就任するなどモーターサイクルに関する活動も行い、近年は愛犬家として愛玩動物飼養管理士の資格を取得するなど、活動の幅を広げている。ニッポン放送「若月佑美とNovelbrightねぎのオフタイム・レコーズ」では、Novelbrightねぎ(Dr.)とともにパーソナリティを務める。

INTERVIEWER:ATSUSHI OINUMA