14歳の時に悩んでいたこと、打ち込んでいたこと
――島﨑さんは、鬼頭さんと共演して、どんな印象を受けましたか。
島﨑 鬼頭さんは新人の頃から共演する機会が多くて、今回に限らず、他の現場でも感じることなんですが、これまでの軌跡や積み重ね、成長が声に現れているんですよね。今回も心強い存在でしたし、掛け合いもやりやすかったです。
――かりんは14歳で、思春期特有の悩みを持っていますが、共感する部分はありましたか。
内山 大人からすると、そんなことで悩まなくてもいいのにと思ってしまう部分かもしれませんが、自分が14歳だった頃を振り返ると、思い当たるところはありました。
島﨑 かりんちゃんが、自分にとって自信のあるものを披露しようと思ったら、専門家が来ちゃったみたいな展開があって、誰にも悪意はないんですけど、客観的に見ると、いたたまれない印象になってしまう。それを自分に置き換えてみたら、かりんちゃんじゃなくても、そうなってしまうのかなと感じるところはありました。
内山 僕が14歳の頃は進路について考えていた時に、家族との考え方の違いに悩んだことはあります。
島﨑 うっちーは早くから仕事をしているから、いろいろ考えることは多かっただろうね。
内山 ちょっと大人ぶった子どもだったかもしれないですね。
島﨑 僕が14歳の時なんて、テスト前日に大好きなゲームの続編が発売されて、買いに行くかどうか悩んで、結局買いに行って、すぐにプレイしたくらいだよ(笑)。
内山 ゲームで言えば、中学2年生の時に『キングダム ハーツII』の収録をしてたよ。
島﨑 なんなら『キングダム ハーツII』もやっていたし、大好きなゲームだよ(笑)。


――島﨑さんは学生時代、何か打ち込んでいたことはありましたか。
島﨑 正直、何も打ち込んでいなかったかもしれません。
内山 部活をやってたんじゃない?
島﨑 中学生の時はソフトテニス部、高校生の時は吹奏楽部で、もちろん自分なりに取り組んでいたことだけど、今の仕事に対する熱量と比べると、本気で向き合ってはいなかったかな。
――それぞれの部活は3年間続けたんですか。
島﨑 そうです。退部することはなかったですね。
――吹奏楽部では何を担当されていたんですか。
島﨑 テナーサックスです。体験入部に行った時に、先輩が吹いている姿を見てかっこいいなと思ったんですよね。今の仕事につながることで言うと、漫画、ゲームなど、いわゆるオタクコンテンツと言われていたものにハマっていて、作品によっては、ドラマCDなんかも買って聴いていました。その時に自分の下地はできていたのかなと思います。あと当時はライトノベルがブームで、めちゃくちゃ読んでいたんですよ。文章を読むのは割と好きで、それは今の仕事に役立っています。ライトノベルの文法や作法みたいなものは、改めて説明されなくても馴染みがあるから、専門用語も理解できるんですよね。学生時代に大好きだった作品を書いてらっしゃるライターさんは、今も活躍されている方が多いですし。
――内山さんは早くから芸能活動を始めていますが、お仕事と学業の両立はいかがでしたか。
内山 中学・高校は学業を優先していましたし、すごく仕事をしていたわけでもなかったので、そこまで苦にならなかったです。
――大学進学は早い段階で決めていたんですか。
内山 そうですね。高校時代、学校が楽しかったので、大学に行って、留学とかして、就職してということを漠然と考えていて、声優になるなんて考えてもいなかったです。ただ就活の時期に、アニメのレギュラー出演も増えて、日々アフレコに行って、すでに一人暮らしもしていましたしね。このまま仕事を続けても暮らしていけないという状況だったら就活していたと思うんですが、バイトをしたこともないですし、ラッキーでした。
