こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。今週もインタビュー企画をお届けしたいと思います。今回、わたしがインタビュアーになって、メンバーひとりずつお話を聞いていきます。

前回はヤママチミキさんに来ていただきました。今回はギャンパレの太陽、キャン・GP・マイカさんにお話を伺っていきます。

キャ・ノン 解散発表から今日までどんなことを考えて過ごしてきた?

キャン・GP・マイカ とにかく悔いなく過ごしたいと思っていて。ギャンパレの活動が終わったら、もうアイドルはやらないって決めているから、一つひとつのステージを噛みしめつつ、アイドル生活を忘れないようにしたいと思っている。毎日カレンダーに予定が入っているじゃん。解散後には全部なくなるんだって思うと、どうなるんだろうって。全部自分で決めて生活できるのかって不安になる。

キャ・ノン グループ活動だからね。良くも悪くも今は自分だけで予定は組めないからね。

キャン・GP・マイカ そう。言ってしまえば自分でスケジュールを入れないと毎日がオフになるじゃん。それが若干の恐怖。もちろん、毎日予定が埋まっていて、大変なこともあったけど、それも幸せだったし。忙しくしているのは好きだから、結構、不安になることもあるよ。

キャ・ノン なるほどね。他のメンバーはツアーとかライブとかのことを言っていたから、スケジュールのことはちょっと新鮮(笑)。限られた時間の中で悔いなく過ごしたいって、すごく思うし、後悔のないようにって思うんだけど、どうしたら悔いのないように過ごせると思う?

キャン・GP・マイカ うーん。現時点でぶっちゃけて言うと、最後の会場に納得できていないから、悔いは残ると思う。ギャンパレに入る前から、周りには絶対武道館に立つって言っていて。それぐらいビッグになるって宣言していた。昔から応援してくれている方はそれも知っているし、両親もずっと応援してくれているから、有言実行できないと終われないってずっと思っていた。

でもギャンパレの活動として最終的に「よかったよね」って思えるようにしたいし、私個人としてもそう思いたい。

キャ・ノン そうだね。

キャン・GP・マイカ 「GANG PARADE SO LONG TOUR」の名古屋公演の「ROCKを止めるな!!」前のMCで、ノンが名古屋でやる最後の「ROCKを止めるな!!」って言ったときに、頭ではわかっていたけど、あらためて実感して感情が込み上げてきた。「この曲をここでやるのが最後」って曲単位で具体的な言葉にされたことで、すごく涙が出そうになって、噛みしめないとすぐに終わってしまうって思った。

キャ・ノン 今のツアーがすごく楽しいからこそだね。

キャン・GP・マイカ そう。「楽しかった」で終わってしまうし、性格的にもあまり深く考えない方だから。

キャ・ノン そこが良さでもあるけど、でももったいないとも思っちゃうよね。

キャン・GP・マイカ 大事なこととかも結構忘れちゃうタイプだからね。

キャ・ノン では次の質問。活動を振り返って、大切にしてきたことは何ですか?

キャン・GP・マイカ 諦めないこと、どんなときも笑顔でいること、あとはギャンパレに自信を持つこと。活動初期は、WACKのグループ同士で競い合うことも多くて、WACK全体で見たときにファミリーというよりライバル関係だった。BiSHとツーマンとかもしていたけど、ギャンパレにしかできないことや、ギャンパレのかっこよさに自信を持ってやらないと、誰にも届かないってずっと言ってきた。その時代から少しずつ振り付けも作ってきたけど、やっぱり自分自身が良いって思わないとダメだなって感じることが多かった。

キャ・ノン 何かきっかけがあってそう思うようになったの?

キャン・GP・マイカ ギャンパレって一見、自信ありそうだけど、そうじゃないメンバーが多くて。 だからこそ、強い心を持たないとって思ったかな。

キャ・ノン 確かに。自信ありそうなのに自信がない。でもマイカは本当に根明だよね。

キャン・GP・マイカ そう。自分でもびっくりする(笑)。活動始めた頃に「キャンマイ可愛い」とか言って、「自信あります」ってやっていたけど、実際は自分を保つために言っていた部分もあったし、グループ内でのキャラでもあったし。自分に自信がないこともあったけど、でもギャンパレにいるからにはギャンパレに自信を持とうと思っていた。

キャ・ノン それはすごくわかる。自分はさておきグループには自信を持てる。自分にはないものをグループは持っているし、私もギャンパレでいる自分を好きになれる感覚があった。

あと、マイカはギャンパレの中でも精神的な柱だったんだろうなって思う。マイカがいなかったら折れちゃう人もいただろうし。マイカってさ、折れないじゃん。折れることがあっても、折れないでいこうよって言える人。活動歴の長いメンバーの多くが根暗じゃん。だからマイカがいなかったら、「明るくいこうよ」って言える人がいなかったかもしれないなと思うと、本当に精神的な支えだったんだろうなって。

キャン・GP・マイカ みんなが緊張しているライブの前に「楽しみ!」って無駄に言ったりね。ずっと笑顔でいようっていうのは、自分のモットーにしていた。落ち込んでいても笑顔でいれば、そっちに引っ張られるかなみたいな。

キャ・ノン 自分が変わったなって思うところと変わらないなって思うところは?

キャン・GP・マイカ やっぱ振り付けができるようになったことは大きいかな。最初はサキ(カミヤサキ)ちゃんのお手伝いみたいな感じで、アルバムが出るときに1〜2曲作ったり、作詞したメンバーと一緒に作ることが多かったけど、ここ最近は全部がっつり任せてもらえるようになって。ギャンパレ以外のグループでもお話をいただけるようになって変わったなって感じる。あとは振り付けが楽しいって思えるようになったのが一番大きいかも。

キャ・ノン なんで楽しいって思えるようになったの?

キャン・GP・マイカ 楽しいと思えるようになったのは、ここ1〜2年くらいで、それまではこんな私でも落ち込むっていうんじゃないけど、どうしようって思うことも多かったり、作詞はみんなやるのに振り付けはやらないから、「やりたくないだけでしょ」って不貞腐れたりもしてた。

キャ・ノン 言ってたね。

キャン・GP・マイカ  楽しくなったのは「天晴れ!真冬の大ギャンパレ音楽祭 in 日比谷野音」のときかな。なんか突然楽しいかもって思えるようになったんだよね。ライブで遊び人(ファンの総称)の反応とか、ステージから見る景色とかがそう思わせてくれたのかな。「ROCKを止めるな!!」「躍動」辺りから意識が変わったと思う。なんとなく自分の中で徐々に手応えが出てきて、この曲に振りをつけられることが楽しみ、みたいなマインドになってきた。

キャ・ノン 「GANG RISE」はアルバム丸ごとマイカが作ったもんね。

キャン・GP・マイカ そうだね。あの時期はスケジュールがすごかった。大変さはあったけど、いろんなアーティストの方が提供してくれたアルバムだったから、それに自分の振りがつくのは楽しみだなって思ったし、嬉しかった。

キャ・ノン 全曲、同じ人が振り付けを作ったのに、こんなに違うんだって思った。

キャン・GP・マイカ 頭は1個しかないから同じ時期に作ると似ちゃうこともあるけど、無事回避できた。

担当編集 振りを作るときに参考にしていたことや意識していたことはありますか?

キャン・GP・マイカ 最初はサキちゃんに手伝ってもらっていました。あとはWACKの振り付けって、アイドルの中でも特殊で、お客さんと一緒に踊ることを意識していて、一度見たらすぐ踊れるように作っています。アイナ(アイナ・ジ・エンド)ちゃんがつけたBiSHの振り付けを見て踊りやすい動きを研究したり。もともと私はハロー!プロジェクトが好きだったこともあって、曲によっては一緒に踊ることよりも、見てる方に音がダイレクトに入ってくるような動きを考えたり。あとは、ギャンパレのメンバーはダンス経験者が少なかったので、揃いやすい振りを考えたりもしました。いろんなアイドルのライブを見て、少しずつ勉強していった感じです。

キャ・ノン 質問に戻るね。変わらないところは?

キャン・GP・マイカ ノンはとてもわかると思うけど、我慢ができないところ。本当にもう治らない気がする。

キャ・ノン 本当に面白いけど、社会に出て大丈夫かなと思う(笑)。

キャン・GP・マイカ 今はアイドルという仕事だし、長くいる環境だから許されていることが絶対ある。目上の人とかにもおかしいって思ったら言っちゃうし。本当に治らないよね、やばいと思う(笑)。

キャ・ノン そういうことが活かせるところで輝けたらいいよね(笑)。

キャン・GP・マイカ インスタライブでもギャンパレのオフィシャルアカウントに監視されたり、「これは言わないでくださいね」とかのLINEが来る。本当にダメなことは言わないけど、メンバーが困っているけど言えないこととかは、相手が誰でも言っちゃうかも。どこかのタイミングから、嫌われるのとかが怖くなくなったんだと思う(笑)。

キャ・ノン 何でもよくなってきたんだ(笑)。

キャン・GP・マイカ メンタルが強くなっちゃったというか、心が強くなりすぎちゃった。もともとはメンタルが強いタイプではなかったし、明るいけどちゃんと傷ついたりしていたよ。仲良しグループで自分だけ遊びに誘われなくて悲しいとかもあったし。だけど、活動を続ける中で、メキメキ強くなって、無敵になっちゃった。メンタルの強さって大事だから、最近は落ち込まない。

キャ・ノン では次の質問。私との思い出といえば?

キャン・GP・マイカ 一番とかは難しい。思い出せないかも。ノンとは一緒にいる時間が急激に増えたじゃん。今日着ている服もノンが「絶対試着した方がいいよ」って言って、試着して買ったよね。最近のことでパッって思い浮かんだのは、最後の楽曲「GANG PARADE SO LONG!!」の振り入れが終わったときに、ノンが唯一、「お疲れ様」って言ってくれたこと。もちろんメンバーみんなから「ありがとう」みたいな感じはあったよ。だけど、「お疲れ様」って、「今までありがとう」っていう思いを感じて嬉しかった。

キャ・ノン たくさん振り付けを作ってきてくれたし、マイカが悩んでいるときも見てたから。それを乗り越えてギャンパレ以外のグループにも振り付けをするようになって。マイカは自信を持てる人間なのに、自分の振り付けに自信がなくなっていた時期があったじゃん。 でもあんたの振り付けはすごいよっていうのもちゃんと伝えたかったんだよね。

キャン・GP・マイカ そう。それもノンが言ってくれた。他のグループの振り付けをやり始めたぐらいのとき。ギャンパレメンバーに対する向き合い方もすごく変わった。言葉にしてくれたことがすごく嬉しくて自信につながった。

キャ・ノン 本当に良かったって思ったんだよね。すごく覚えているのは、「シグナル」のリリースイベントの楽屋で、さっきのマイカの話のように「作詞はするのになんで振り付けはしないの?」みたいなことをメンバーに言ったことがあったよね。そのときに、「じゃあ本当は振り付けやりたくなかった?」って言われて、マイカが何も言えなくなっちゃって。こんなに苦しませていたんだって思ったよね。

私もPARADISESで振り付けを作ることもあったけど、本当に難しかった。もちろん作ること自体はできるかもしれないけど、遊び人に一緒に踊ってもらうとか、どんな動きならやりやすいのか、いろんなことを考えるには、才能が必要なんだなって思った。

キャン・GP・マイカ WACKはメンバーが振り付けを作るじゃん。作詞したメンバーが担当することもあったし、後輩グループも自分たちで作っているから、誰でもできるんじゃないかって思ったり。WACKの振り付けは、高度なダンス技術というよりも、お客さんと一緒に楽しめる部分が多いから、考えれば誰でもできるし、みたいな。 ダンス技術は別に必要ないしって思って。それも自信をなくすことにつながっていたかも。 すごく押し付けられているみたいに思い込んでいた時期はあった。

キャ・ノン 絶対にやればできるとは思う。でもそれが完成したときに、素敵なものになるかは作った人次第。ギャンパレがあったのは、マイカの振り付けがあったからだなって思うから。今マイカが自信を持って振り付けの仕事をしてることがすごくいいなと思っているし、 最近、楽しそうで良かったって思う。締め切りに追われていても、それも楽しんでやってる感じがあって。 良かったって思う。

キャン・GP・マイカ 良かった。言ってもらわないとわからないこともあるから、すごく助けられたよ。

担当編集 他にもノンさんとの思い出はたくさんあると思うのですが、プライベートでも二人でご飯食べたり出かけたりすることもあったんですか?

キャ・ノン マイカが落ち込んでいるときに一緒に神社に行ったよね。

キャン・GP・マイカ 私がすごく落ち込んだときに「神社行こう」って。そのとき買ったお守りは今も鍵につけています。あとは夜に長電話することもあるよね。

キャ・ノン そういうことをしていたらマイカのお母さんにすごく感謝されて。「マイカに良くしてくれてありがとう」って言われました(笑)。

キャン・GP・マイカ 展示会に一緒に行くのもノンが一番多いよね。

キャ・ノン そうなんです。実は。SNSに投稿していない写真とかもいっぱいある。

キャン・GP・マイカ そうですね。仲がいいと意外と写真を上げないみたいな。

キャ・ノン じゃあ最後。私に聞きたかったけど聞けなかったことや、言いたかったけど言えなかったことは?

キャン・GP・マイカ 一緒にいる時間が長すぎて今更感があるけど、後から入ってきてくれたメンバーの中でも、特にギャンパレが好きって言ってくれていたのがすごく嬉しかった。とはいえ、入ったら入ったで「おやおや?」みたいに思ったことも絶対あったと思う。それでもライブのMCとかでもギャンパレが好きって言ってくれていたし、一緒に活動してきて熱いものを持っているし、ギャンパレを好きでいてくれてたんだなって思うけど、本当に後悔はない?

キャ・ノン 最終的には一切の後悔はない。私の人生、成功したと思っている。

キャン・GP・マイカ よかった。

キャ・ノン もちろんいろんなことはあったよ。本当にムカつくって思うこともあったし、許さないって思ったこともあった。もちろんマイカに対してもあった。でも、ここまで一緒にやってきて、そういうこともあったよねって思えるし、大変なこともあったけど、それもあってよかったなって、今だからこそ思える。

キャン・GP・マイカ 本当にそうだと思う。

キャ・ノン 最近、最後のMCで何を話そうかなって考えるんだけど、何を伝えたいんだろうと思ったときに、私はいろんな過去があったけどこの場所が正解だったと思うし、自分の中で一番正しい道、一番幸せな道だったって思えたから、そういうことを伝えたいなって思った。マイカは最後のMCのこと考えている?

キャン・GP・マイカ ツアーでもたくさん話してきたから、本当に最後ってなったら一言、「 最高でした。ギャンパレ最高」とかになりそう。

キャ・ノン それもいいね。

キャン・GP・マイカ そう。多く語らずスタイル。

キャ・ノン で、終わった後にインスタライブ。

キャン・GP・マイカ やばいやばい。終わってからインスタライブしたら24時間とかやっちゃいそう。ラストライブ、ドキドキするね。ExWHYZのラストライブを観覧したときも、ライブ中、ずっとうーって思ってた。次は自分たちかって。すごく良いライブだったからね。私たちのラストライブも絶対いい日になるだろうなって思っているよ。

マイカがいてくれてよかったと思うことがたくさんあったので、わたしもマイカにノンがいてくれてよかったと思ってもらえたらなと、あんたはすごいよって言うのを伝え続けてきました。最高の振り付けを本当にありがとう。この先まだまだ他のメンバーの登場もお楽しみに。

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過去の連載記事はこちら
https://strmweb.jp/tag/ca_non_regular/

キャ・ノン

「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する11人組アイドルグループGANG PARADEのメンバー。また、「KiSSをあなたにお届けchu!♡」をキャッチコピーに活動するWACK初の王道5人組アイドルグループ『KiSS KiSS』のメンバーの一人でもある。ライブ好きで、苦手なことや、できないことは出来るようになればいいというタフでロックな精神の持ち主。2024年5月31日より自分自身のライブレポートなどを綴った『アイドルリアル備忘録』をSTREAMにて連載中。