中学時代の部活と『Popteen』の現場で礼儀と上下関係を学んだ

――キャリアについてお伺いします。小学6年生にモデルデビューをしていますが、お仕事として意識するようになったのはいつ頃ですか?

莉子 最初に意識したのは中学2年生のタイミングです。それまで芸能活動に反対していた父が「事務所に入っていい」と言ってくれて、「生半可な気持ちではできない」と考えるようになりました。それまでは、撮影のために月に1、2回原宿に行ける放課後の楽しいイベントという感覚だったんです。

――フォトエッセイには、中学時代に誹謗中傷をされたと書かれていますが、その時はどうやって気持ちを立て直しましたか?

莉子 家族や学校で一緒に過ごしてくれる友達の存在が大きかったです。私が誹謗中傷されていることは知っているけど、あえてそこには触れず、ずっとそばにいてくれて本当に心強かったです。

――中学時代はお仕事と勉強はどうやって両立させていましたか?

莉子 事務所に所属したのが中学2年生だったので、中学3年間はずっとバドミントン部に所属して、学校をメインに時々お仕事をするような感じでした。

――なぜバトミントン部を選んだのでしょうか。

莉子 小学校の頃のクラブ活動でバトミントンをやっていたのと、モデルのお仕事も少しさせていただいていたので、日焼けしないように屋内でできるスポーツがいいかなと。部活の練習はすごくきつくて、消費するエネルギー量も多いから朝からカレーとかを食べるわんぱくな中学生でした(笑)。部活は、上下関係と礼儀が学べたのでよかったです。

――モデル同士の上下関係はいかがでしたか?

莉子 『Popteen』の現場は上下関係がしっかりしていました。厳しいというか、先輩には“さん”づけをするとか、先輩が来たら椅子を譲るとか、人として当たり前の礼儀ですが、先輩を通して教えられ、身についていくんです。私たちも高校3年生になった時点は同期の子達と「自分達が先輩に教わってきたことを後輩に伝えないといけないね」と相談して、後輩に伝えていました。

――部活の上下関係とはどういうところが違いますか?

莉子 具体的な話になりますが、ロケバスでは自分たちが前のほうに座るとか、初めて会う人に挨拶する時は、自分から自分の名前を言って「よろしくお願いします」と言うとか……、芸能界ならではですね。

――高校は女子高に進学されましたが、本意ではなかったそうですね。

莉子 それまで男女共学の環境にいたから、全員女子という環境が想像できなくて不安でした。でも、今となってはあの学校以外は考えられなかったなって思うぐらい、私に合う学校でした。本当に楽しかったです。同性しかいないから、スカートで脚を広げていても誰の目も気にならないし、何も言われない。そういうがさつな感じが私にピッタリでした。

――高校時代の勉強と仕事はどうやって両立していましたか?

莉子 マネージャーさんに授業日数を管理していただきました。時には三者面談にマネージャーさんも参加してもいただいたことも(笑)。そのぐらい協力していただきました。高校の友達も仕事で出られなかった授業のノートを貸してくれるなど、応援してくれていたのでありがたかったです。

――学校行事には積極的に参加されるタイプだったのでしょうか?

莉子 学校好き、行事好き人間なので、マネージャーさんに「体育祭は参加したいです」「球技大会だけは出たいです」とかわがままを言ってすべて参加しました。

――印象に残っている行事を教えてください。

莉子 運動するのが好きなので体育祭ですね。共学に引けを取らないくらい熱くて楽しかったです。