「Dr.チョコレート」のキャストは年齢も個性もバラバラ
――「Dr.チョコレート」はどんなドラマですか?
青木瞭(以下、青木) 謎多き義手の元医者・Teacherと、天才的なオペスキルを持つ10歳の少女・寺島唯が、“チョコレート・カンパニー”という個性豊かな医療仲間たちとワケあり患者たちの命を救う、ややサスペンス色が強めの医療ドラマです。坂口健太郎さんが演じるTeacherは、Dr.チョコレートと呼ばれる唯の代理人で、彼らは現金1億円とチョコレートを条件にある目的のために違法な医療行為を繰り返しているというストーリーで、僕は違法医療の核心に迫る刑事役を演じています。
――刑事役を演じたのは初めてですか?
青木 はい。分からないことだらけでしたが、自分なりに役をイメージしながら演じています。取調室の対応や犯人確保の仕方など、刑事ならではの所作については、専門の演技指導を受けました。
――坂口さんの印象を教えてください。
青木 お会いする前は物静かな方かなと思っていましたが、現場の坂口さんはめちゃくちゃ明るくて。キャストともスタッフともただ仲が良いだけじゃなく、お芝居をする時はピシッと締めてくださる、とても素晴らしい方でした。人を不快にする要素がゼロで、こんな人がいるのかと思いました。
――寺島唯役の白山乃愛さんはいかがですか?
青木 乃愛ちゃんとは現場で一緒に遊んだりしているんですが、年齢相応に人懐っこくて甘えたりする一方で、「この子本当に10歳?本当は20歳じゃないの?」と思うくらいしっかりしている面もあって。そのバランスが絶妙過ぎて、末恐ろしいと感じています(笑)。
――斉藤由貴さん、葵わかなさん、前田旺志郎さん、小澤征悦さん、古川雄大さんと、メインキャストの方は、年齢も個性もバラバラですが、現場はどんな雰囲気ですか?
青木 常に明るい現場です。めちゃくちゃいい感じで進んでいます。
――青木さんが所属する「劇団4ドル50セント」をプロデュースした秋元康さんが、ドラマの企画・原案を務めています。
青木 秋元さんには、以前、一度だけ、お会いしたことがあります。雲の上の方というイメージがあり、実際に目の前で拝見した際はオーラに圧倒されて「夢なんじゃないか」と思いました(笑)。今回のドラマをきっかけにお会いしたい気持ちは強いのですが、また何も話せないかもしれません……。
――ドラマの見どころや注目ポイントを教えてください。
青木 Dr.チョコレートの違法な医療行為の背景にはどんな目的があるのか、その謎を追うワクワクドキドキ感がこのドラマの見どころです。事件解決のために奔走する、僕ら刑事の動きにも注目してください。