「もっとバディに良い景色を見せたい」KEVINへの想いも

R&Bバラード「her+art」では、大人な表情を見せる9人。一転して「HOT CHEESE」では笑顔でピースサインを掲げ、「ALRIGHT」ではクラップを鳴らし、手をぐるぐるとまわう振り付けをバディたちと楽しむ。HARUKI とTAKUYAのソロダンスから始まるパーティーチューン「P.A.R.T.Y」は緩急の効いたパフォーマンスが魅力的だ。

FUMINORIの「みなさんが僕たちの光です」というメッセージの後、新曲「SUNSHINE」を初披露。ステージ前方に横一列で並んだメンバー全員が一人ずつ歌い継いでいくバラードでストレートに感情を歌ったエモーショナルな楽曲だ。FUMINORIが「可愛い笑顔でいてください!」と呼びかけた「SM:)LE」は、両指を頬につける“スマイルポーズ”をキュートに魅せる。最後には、本公演のタイトルにもなっている最新シングル「Magic」でSEIYAが甘いウィスパーヴォイスによる決め台詞とウィンクを贈り、いつまでも大きな声援が贈られた。

アンコールではライブTシャツに着替えたメンバーが、KEVIN作のラブソング「The One」をパフォーマンス。毎公演担当を変えながら、“胸キュン告白”を行う台詞パートには、なんとKEVINからの電話が。「一番いいとこ、僕、とっちゃうからね。……本当に好き」という声がスピーカーから流れると、ひときわ喜びの声が上がった。

最後のMC では「一人減ると本当に大変なんだね!(がんばれーの声援に)ありがとう、KEVINを応援してあげてね!」(MORRIE)、「KEVINくんの思いも乗せて、10人でやってきました。後ろの後ろまで見えてるからね、ありがとう!」(SEIYA)、「KEVINくんを感じながらやりました」(HARUKI)、とメンバーはそれぞれが KEVINへの想いを吐露。

「野外でのワンマンは初めてで、一番みんなの顔が見れました!」(TAKUYA)、「声出しで力をもらえます。みんなが力をくれました」(SHOW)、「パーフェクトな完全解放したライブが出来ました。もっとバディに良い景色を見せたいです」(FUMIYA)、「みんなの顔が見れて、あなたも、あなたも、あなたも…“かわいいな”って思いました。大好きでーす!」(YUMA)、「ここで終わりじゃない。もっとみんなで見ないと いけない景色があるし、みんなを連れていくと約束します!」(SHOOT)、「いつも伝えたい言葉は一つです。ありがとうございます。たくさんのスタッフさん、メンバーがいれてくれて、何よりバディのみんながいてくれてステージに立てています」(FUMINORI)と、それぞれがバディへの愛と決意を語る。

その言葉を受けて、10月14日(土)、15日(日)に幕張メッセイベントホールで、2日間3公演に及ぶワンマンライブの開催をサプライズで発表すると、場内からは大きな歓声が。

アンコール2曲目となった歌詞にメンバー全員の名前が隠れている「OZ」では、KEVINのパートである最後のサビを会場全体で歌唱するという最高の演出。パフォーマンス後、FUMINORIが「これからも楽しみを作っていけるように頑張ります。辛いことがあった時に今日のことを思い出して、少しでも笑顔になってもらえたら嬉しいです。僕たちにとっては、今日という日が、これからの人生の財産になりました!」と改めての感謝を伝える。「楽しかった人?」という問いに、会場全員が「はーい!」と応えるも、「俺の方が楽しかった!」と笑顔を魅せるFUMINORI。9人は一人一人に向けて、笑顔で手を振り、多幸感に包まれたままライブは終幕となった。

PHOTO:笹森健一、小坂茂雄

BUDDiiS

スターダストプロモーション所属、令和に誕生した ”DIY” ダンスボーカルグループ BUDDiiS(バディーズ)。2020年9月16日結成、FUMINORI・KEVIN・MORRIE・SEIYA・YUMA・SHOW・TAKUYA・HARUKI・FUMIYA・SHOOTからなる10人組。
2021年5月『CLICK ME』でデビュー。2023年5月10日配信リリース『Magic』はSpotify Viral Songs Japanにて1位を獲得! 2022年12月に開催したLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)での単独ライブ 2days 3公演は全公演チケットSOLD OUT!! 2023年6月にはグループ初の野外単独ライブを東京・日比谷野外大音楽堂、大阪・大阪城音楽堂にて開催。

REPORT:KOZUE NAKAMURA