感謝の気持ちを込めて「人生最後のソロライブ」を開催

スターダストプラネットのボーカル&ダンスグループukkaのリーダー川瀬あやめ(以下、川瀬)が「川瀬あやめソロライブ〜スキダラケですか?」を12月10日にSUPERNOVA KAWASAKIで開催。川瀬は12月30日をもってグループの卒業を発表しており、最後となるソロライブの模様をレポートします。

平日にも関わらず早々にソールドアウトとなった満員の会場は、緑のペンライトで埋め尽くされていた。開演時刻を迎えると、スクリーンに川瀬がジェットコースターとバンジージャンプに挑戦する映像が流れ、会場は温かい雰囲気に包まれた。映像が終わると、この日のために用意したという白と緑を基調としたドレスを纏った川瀬が登場。

オープニングナンバーは、アイドルソングの名曲としても名高いBuono!の「初恋サイダー」。イントロで川瀬のシルエットだけが見える演出で、会場の期待感を煽った。続く2曲目は、川瀬が所属するグループukkaの楽曲で川瀬フィーチャー曲(限定盤ではソロ版の収録もある)「ファンファーレ」。を披露した

「こんばんは!人生最後のソロライブということで、皆さん楽しみにしてくれてましたか?」と川瀬らしく元気にスタート。今回の衣装は、川瀬自身がファンであり事務所の先輩でもあるももいろクローバーZと同じスタイリストに制作してもらったというエピソードを披露した。

川瀬のボイストレーナーである大友ジュンの新曲「淡い雫」をカバー。歌詞が投影されるスクリーンを背負い、しっとりと歌い上げた。ukkaの前身桜エビ~ず時代の人気ナンバー「こころ予報」では会場内からは拍手とコールが鳴り響いた。そして、毎日頑張る人のための応援ソングとして親しまれているSHISHAMOの「明日も」で元気と笑顔を届けた。

MCでは「川瀬あやめ研究発表会」と題して「私のことを私が研究してみたら」というテーマでスライドを使ったトーク。①川瀬あやめについて、②川瀬あやめのこれまで、③研究結果についてという内容で、川瀬自身についての研究と発表を行った。最後に「8年と7ヶ月、みんなありがとう!」と川瀬は笑顔で感謝の気持ちを伝え、客席からは大きな拍手が巻き起こった。

次のブロックでは川瀬が観客としてコンサートにも参加しているというJuice=Juiceの最新曲「プライド・ブライト」を披露。ukkaの瑞々しい恋心を歌った人気ナンバー「おねがいよ」とニューアルバム「青春小節~音楽紀行~」の収録曲「カノープス」、AKB48の卒業をテーマにした名曲「10年桜」と今回のライブに相応しいアイドルソングが4曲続けてパフォーマンス。

続くMCでは、「みんなの思いをあやめちゃんに伝えよう」というトーク企画。事前にファンからの募集したメッセージを川瀬が読み上げコメントするという内容で、ファンからの心のこもった「ずっと大好き。」、「これこらも応援しています。」、「アイドルになってくれてありがとう!」という温かいメッセージに、「こちらこそありがとう。」、「皆んなに会えてよかった。」、「嬉しい!」と時間の限りお礼の言葉を返した。

本編ラストは、川瀬が尊敬してやまないももいろクローバーZの冬の名曲「白い風」。白いスポットライトを浴びながら落ちサビを歌う川瀬の姿は、アイドルとしてのキャリアとukkaの歌姫としての貫禄を見せつけた。