厳しい寒さが功を奏して友達に褒められた「DNA」のMV
――2ndシングル『DNA』は、日本オリジナル曲ですが、歌うことへの決意表明を力強く歌うロックチューンです。
YENA 初めて聴いたとき、曲調はロックですが、めっちゃ歌詞が愛らしいので、そのギャップに魅力を感じました。過去にもバンドサウンドにこだわった楽曲はありますが、これもYENAのスタイルです。何かを頑張っている姿は美しいというメッセージを込めた歌詞もお気に入りです。
――ギターを抱えたYENAさんがバンドを従えてパフォーマンスするMVも、かっこよさと愛らしさの二面性がありました。
YENA MVの撮影日は本当に寒くてヤバかったんです!寒くて記憶がなくなるなんて初めての経験でした。これは現実かな……って朦朧とするぐらいで。でも表情は自分で見ても良かったです。友達からも、「今まで見てきたYENAの中で一番綺麗だった」と言われて、メイクも褒められたんですが、実は寒さで鼻と耳が赤くなっているんです。だからメイクではなくて、YENA自身の肌です(笑)。
――カップリング曲の「SMARTPHONE-Japanese Ver.-」は、2022年に韓国で発売した曲の日本語バージョンです。
YENA 「DNA」がYENAのかっこいい面、「SMARTPHONE」はYENAのかわいい面を意識して歌いました。
――韓国語の曲を日本語で歌う難しさはありましたか?
YENA 「SMARTPHONE」の元の歌詞が、日本語の発音と相性が良かったので、あまり難しさは感じませんでした。日本語だからこその美しい響きを感じながらレコーディングしました。ただラップパートの発音は苦戦しました。特に“したいように Mix Matching 手のひらにAirplane わけもわからないままに 私には小さすぎる世界 You feel me?”というバースの発音は難しかったんですが、それをクリアしたことで、新しいYENAを表現できたので、ぜひチェックしてください。
――今日は通訳の方もいらっしゃいますが、ほとんどYENAさん自身が日本語で答えてくれるので驚きました。日頃から日本語の練習はされているんですか。
YENA 正直、勉強は好きじゃないですし(笑)、忙しいので、なかなか時間は取れません。ただ日本のアニメをたくさん見ているので、それで日本語の発音を学んでいます。
――最近見たアニメで覚えた日本語はありますか?
YENA 最近は『呪術廻戦』を見て覚えた“領域展開”です。
――ほぼ日常会話では使わないですけどね(笑)。
YENA 『【推しの子】』も面白かったです!日本のアニメを見ると、新しい感情やアイディアが湧いてくるので、自然とYENAの曲にも影響を与えています。