こんにちは。GANG PARADEのキャ・ノンです。最近カメラを持ち歩いても撮るのを忘れてしまって本当にダメなので、気を引き締めてやっていこうと思います。というわけで写真が全然ないのですが、今日はGANG FINALE リリース記念フリーライブ『GANGFUL PARADE』の日のことを書いていこうと思います。
6月20日。朝目を覚ますと雨が降っていた。小雨といえば小雨だけれど、止む気配は一切なかった。それでもどこかで晴れるだろうとまだ期待していた。期待というか、自分たちのことを信じていた。
新宿駅から歌舞伎町タワーへ向かう。ギャンパレのTシャツを着てくれている人を何人か見つけては越していく。どれくらいの人が見にきてくれるだろうか。普段のライブだったらチケットの売れ枚数がわかるが、フリーライブだとそうはいかない。本番、ステージに立ってみないとどれくらいの人数が集まってくれたのかがわからない。わたしはその不安がどこかでずっとあった。
リハーサルはみんなでカッパを着て2曲だけ確認した。11人のカッパ姿を見て、ライブ制作の佐藤さんが「てるてる坊主みたいだな」と笑ってくれた。まだ全員が雨が止むことを諦めていなかった。
二泊三日の合宿でのスポーツ大会の筋肉痛がまだ続いていた。楽屋に戻るとドクがバンテリンを貸してくれた。部屋は湿布の匂いに包まれた。どうせ崩れるメイクを直す。わかっていてもステージに立った瞬間くらいは綺麗でいたいのだ。

本番直前。ステージ袖に早く着きすぎて一回楽屋に戻った。お客さんの姿が少し見えて、後ろの方までいてくれてるのを確認できてほっとした。雨はさっきよりも強くなっていた。これまでどんなときも晴らしてきたのに、この日はだめだった。でも、雨の中のライブが楽しみだったことに気付いた。お客さんもみんなカッパを着て、どんな環境でも楽しもうとしてくれてるんだから、それに応える以上じゃないといけないなと覚悟を決めた。
定刻になってもう一度ステージ袖に向かう。SEの中、円陣を組んでどしゃぶりのステージに歩いていく。足を蹴り上げるたびに水しぶきが上がって、しゃがめばスカートはびしょ濡れになって、衣装はだんだんと重くなって、前髪はなくなって、汗なのか雨なのかわからない水が目に入って痛くて、なんだかもうすべてがどうでもよかった。どうでもいいくらい今この瞬間、GANG PARADEのライブが好きだった。
ライブ終盤、『CAN’T STOP』のサビで、手を繋いでジャンプしている遊び人の姿を見て、わたしは何度でもこの景色が見たいと思ってしまった。全然まだ足りない、ずっと足りない、ずっと見ていたいのだ。
ライブ終わり、観にきてくれた友達がフロアからの動画を送ってくれた。あまりにも楽しそうな遊び人の姿を見て、そして楽しんでくれてる友達の姿を見て、わたしもオタクしたくなった。今でも心底羨ましくなるくらいわたしは遊び人なんだとわかって、なんだかすごくうれしかった。遊び人としても、GANG PARADEとしても、わたしは最後まで遊び場を諦めないつもりだ。

キャ・ノンへのメッセージ・ご意見・ご要望・お悩み相談などはこちらから!
https://forms.gle/mFHyaA8c7bxTGx4v5
過去の連載記事はこちら
https://strmweb.jp/tag/ca_non_regular/
