スポーツ選手がやるような筋トレのメニューを取り入れて、アスリートのような体つきを目指した

――大ヒット上映中の映画『ブルーロック』で雷市陣吾を演じていますが、もともと原作を愛読していたそうですね。

石川雷蔵(以下、石川) 子どもの頃からサッカー漫画が大好きで、昔だと『エリアの騎士』、最近だと『アオアシ』などを読んでいたんですが、『ブルーロック』は今までにないタイプで、新しいサッカーの見せ方が面白い作品だなと思っていました。ずっと日本代表のサッカーを観ていますが、いつか『ブルーロック』のように圧倒的な個の力が必要になってくるのかなと思いながら読んでいます。

――オーディションで出演が決まったそうですが、手ごたえはありましたか。

石川 オーディションは2回あったんですが、1回目は個人的に上手くいった感覚がなかったんですよね。2回目の時も、余計なことをぐるぐる考えちゃって、演技審査の時もセリフを飛ばしちゃいました。一緒にオーディションを受けた皆さんには申し訳なかったんですが、そこで吹っ切れて、自分のやりたいようにやろうと気合いで乗り切ったんです。それが良かったのか合格しました。

――雷市役と知ったのは、どのタイミングだったのでしょうか。

石川 合格の連絡をいただいた時点で、雷市のほかにも候補があって、どちらかで検討中と伝えられました。僕としては雷市のほうが好きなキャラクターなので、決まった時はうれしかったですね。

――雷市というキャラクターにはどんなイメージを抱いていましたか。

石川 座右の銘は「セクシーフットボール」だけど、プレイスタイルは真逆。めっちゃ暴言は吐くけど、気づいたら潔世一(高橋文哉)のサッカー理論を受け入れて、本当は自分のやり方を押し通したいという思いと葛藤しながらも、試合に勝つためならと従っていく。そういうところが雷市の魅力ですし、かわいいキャラだなと思います。

――金髪といった外見以外で、事前の役作りで準備したことはありますか。

石川 漫画が原作なので、どのキャラクターも現実離れした肉体で、雷市は身長も大きいし、筋肉もヤバい。もともと僕も筋トレはやっていたんですが、どちらかというとフィジーク的な、見せる筋肉のトレーニング方法だったんです。だから雷市役が決まってからは、スポーツ選手がやるような筋トレのメニューを取り入れて、体幹の強化、重心を低くするなど、アスリートのような体つきを目指しました。

――その筋トレ方法は独学だったんですか。

石川 僕自身で勉強したのもありますし、サッカー練習の時に筋トレの方法も教えていただいたので、それも取り入れました。

――自分でも肉体の変化は感じましたか。

石川 明確にここが変わりましたというのは難しいんですが、ブレなくなるというか、踏ん張りが効くようになりました。