前作「Revive」で殻を破ったからこそ生まれた新曲「ヒトコト」

――ClariSの皆さんは新体制になってから3度目の登場となります。今回もよろしくお願いします。早いもので8月ももう後半に入りました。まずは、2026年上半期の活動で特に印象に残っている出来事を教えてください。

クララ 1月25日に3人体制となって1周年を迎えました。「リスアニ!LIVE 2025」のステージから私達の第3章が始まったのですが、1年後にまた同じ「リスアニ!LIVE 2026」という場所に立てたことが何よりも嬉しかったです。「コネクト」からスタートしたあの日の景色や気持ちが蘇ってきました。間奏で3人が手を合わせる振りがあるのですが、「この3人ならいける!」と感じたあの瞬間を1年越しに思い出しました。

エリー 上半期はとにかく4月の初ワンマンライブに向けた準備に時間を使ってきました。3人で第3章の音楽や表現を突き詰めていく時間が本当に充実していたので、とても印象に残っています。

アンナ 私は北海道のエスコンフィールドHOKKAIDOでのファーストピッチと試合後の〈AFTER GAME〉ライブ、イニング間のファイターズガールとのきつねダンスが印象に残っています。北海道は第3章が始まる直前に合宿をしていた場所でもありますし、クララちゃんの地元でもありますので、とても嬉しかったですね。ファーストピッチも本当に素晴らしかったんですよ。

クララ その話はやめましょう。

一同 (笑)。

アンナ たくさん練習している姿を見ていたので、緊張が伝わる中、私達も「頑張れ!」と思って見守っていました。ボールは少し逸れてしまいましたが、映像で見ると惜しい感じで…。SNSでもたくさんの方に見ていただけたので、それも嬉しかったですね。

――ファーストピッチ、クララさん的にはいかがでしたか?

クララ 地元・北海道で挑戦できたので、特別な思い出になりましたが、まさかあんなにも多くの方に映像を見ていただけるとは思ってもいませんでした。機会があれば、もう一度リベンジしたいです。「いつか北海道で歌を届ける」というファンの皆さんと約束していたことが叶ってとても嬉しかったです。これからも全国各地のファンの皆さんに会いに行けるグループに成長していきたいと思えた素敵な経験でした。

――ファーストピッチのお話は是非お聞きしたかったので、上半期の話題から入らせていただきました。ありがとうございます。では、ここからは新曲のお話に入っていきます。前作の「Revive」はかなりロックな楽曲でしたが、今回は懐かしさや切なさを感じるような優しい曲という印象を受けました。皆さんにとってはどんな曲になりましたか?

クララ 今回の楽曲は、TVアニメ『鬼の花嫁』のオープニングテーマになっているのですが、「ヒトコト」というタイトル通り、言葉の力をテーマにしています。主人公の東雲柚子が抱える苦しみ、あやかしである鬼龍院玲夜の一言や行動によって少しずつ変わっていく様子が描かれています。自分自身も人生のターニングポイントには、誰かからかけてもらった言葉があるなと改めて感じました。そんな言葉の力を大切にしながら歌いたいと思える楽曲です。前作の「Revive」で殻を破ったからこそ、このような楽曲が生まれたんだなとも思っています。ミドルテンポで艶やかな雰囲気の楽曲を表題曲として届けるのは、私達にとっても新たな挑戦でした。ClariS第3章として、「Revive」とはまったく違う魅力をお見せできる曲になったと思っています。

エリー 「ヒトコト」という楽曲は、ゆずちゃん(東雲柚子)の心情や恋愛の関係性をとても綺麗な日本語で紡いでいる曲です。サウンドが現代的で、耳に残るフレーズが散りばめられているところやワルツのテンポが使われているところも魅力です。さらに、和の要素を持つ歌詞が重なることで、独特で新しい世界観が生まれていると感じています。3人のハーモニーも随所に盛り込まれていて、聴きどころ満載の1曲です。あえて、推しポイントを挙げるとしたら、歌い出しの「アナタの言葉一粒 心臓の奥を揺らす」ですね。いきなり三声で始まるので大好きです。歌い出しで一気に引き込まれると思います。

アンナ 聴きどころは本当にたくさんあるのですが、私が特に好きなのは「雨 祓い 風 塞ぎ」から「身体から溢れたの」までのパートです。ここは3人の掛け合いが入れ替わり立ち替わりで続いていくのですが、ハモリが途切れることがないんです。エリーちゃんと私で掛け合いをしていると思ったら、クララちゃんのソロになって、そこにまた私達2人が上下のハモリでサンドして三声になる…。そんな声色が重なっていく瞬間が今のClariSらしい強みだなと思っています。Music Videoはアニメの世界観に寄り添った赤や黒の世界が広がる中で、着物を着て撮影しました。ジャケットにも登場する彼岸花を全員が持っているシーン、神社でのカットなど楽曲とアニメの世界観がしっかりと結びついているので、映像と合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。