「なんで私が?」から始まった1st写真集
――写真集のお話が来たとき、まず何を思いましたか?
村川緋杏(以下、村川) 「え、なんで私が?」って気持ちでした(笑)。この12年は王道アイドルというより、どちらかというとバラエティ枠の活動をしていたので「え、私が出してもいいんだ」ってなりましたね。
――過去のHKT48時代から、いつか写真集を出したいという気持ちはあったんですか?
村川 いえ、むしろ写真集は「王道アイドルのみなさまが出してください」という感覚でした(笑)。HKT48は先輩がたくさんいるグループでしたし、王道アイドルの方たちが出した作品を見たいという、ファン側の気持ちでしたね。
――実際に写真集の制作が決まってからは、どんな1冊にしたいと考えましたか?
村川 「ビジュアルを見てください」というタイプではなかったので、私がすごく伝わる1冊になればいいなと思い、巻末には私からのメッセージも加えさせてもらいました。衣装もアイドルが出す写真集というよりは、もっとファッショナブルで個性がいっぱい出る本にしたくてこだわりました。
――発売時のコメントにあった「私なりのkawaiiを届けたい!」がまさにそこに凝縮されているんですね。
村川 そうですね。びびあんが思う「kawaii」です。
――タイトル『the Bibian』にはどんな思いが込められているんでしょうか。
村川 撮影中に、担当者の方が「『the Bibian』にしようと思うんだけど、どう思う? びびちゃんには言葉があんまりいらない気がするし、本も個性が出てるから」って相談してくれて、「めっちゃいいと思います!」って押したらこれになりました(笑)。私の名前はけっこうキラキラネームですし、私という存在もアイドル界では王道、まっすぐなタイプではないので。名前もこの12年間の活動も変わったものがいっぱい集まっている。それをタイトルにすることで、自分を認めるというか、すごくまとまった感じがしました。

――今回の撮影地は沖縄ですね。
村川 沖縄がめっちゃ好きなんです。元々福岡に住んでいたこともあって、よく行く機会がありました。すごく自然豊かで、しかも、生えている植物が他の地域とちがって個性豊かで生き生きしているし、生命力を感じる場所なんです。だから、私に合うかなと思って選びました。
――数ある写真の中でお気に入りを教えてください。
村川 黄色い柄の水着のカットですね。アイドルの写真集って、その子のいいところを見せるためにシンプルな水着が多い気がするんですけど、私はもっと自分らしく、いつも通りガチャガチャにしました(笑)。ネックレスをつけて、元気な色の柄の水着を着ることで私らしさが出るかなと思ったし、自然に笑っていて、すごく自分らしいなって。写真集って「セクシーを絶対入れなきゃいけない」みたいな感じがあるじゃないですか。それは「あんまり入れなくてもいいかな」って思いました。

――寝起きのすっぴんカットも収録されています。素顔を見せることに抵抗はありませんでしたか?
村川 私、そもそもほとんどNGがなくて。すっぴんで生配信をするくらい、抵抗がないんです。「寝起きですっぴんのカットを撮ってみない?」と言われたときも「え、やりたい!」と思って。ただ、メイクをした写真と一緒の誌面に載るのはすごく抵抗があったんですけど、いろんな私を見てほしいなと思ってOKしました。仕上がりは、想像よりいい感じで(笑)。CANDY TUNEのメンバーが「これが表紙でもいいんじゃない?」とおすすめしてくれたし、担当者の方がすごく気に入ってくれて表紙にしていただきました。
