「PRODUCE 48」は普段の生活や性格も評価されたと思う

――キャリアについてお伺いします。ダンスや歌に興味を持ったのはいつ頃からですか。

YENA 子どもの頃から、歌番組などで見るアーティストのパフォーマンスがキラキラして美しかったので、私もやってみたいと思っていました。あと私のお兄ちゃんが早くから芸能活動をしていて、グループでも活躍していたので、その姿を間近で見ていたのも大きかったです。それで中学生のときに、お兄ちゃんからダンスを教わって。そのときの経験が、後の活動にも活きています。

――お兄さんは教え方が上手かったんですか?

YENA もちろんです(笑)。私の先生ですから。今も私のステージを見て、いろいろなアドバイスをしてくれますし、いつまでもかっこいい存在です。

――歌のレッスンは受けていたんですか?

YENA 受けたかったんですが、レッスンに通うことはできませんでした。本格的に歌の練習を始めたのは高校生のときで、練習生になってからです。

――練習生時代は、どんなモチベーションでレッスンを受けていましたか。

YENA 月末評価というのがあるんですが、絶対に一位を獲りたいという気持ちで毎日努力を重ねていました。頑張ったおかげで、一位になれることも多かったです。

――もともと人と競い合うのは得意なほうでしたか?

YENA 苦手でした。でも、せっかくやるなら、みんなに負けないように頑張らなきゃという気持ちでした。

――一位を獲るために、スキルを高める以外で重要視していたことはありましたか。

YENA 曲に応じて、いろいろな魅力を見せることが大切だなと思っていて、今回のシングルのように、今回は“かわいい”、今回は“かっこいい”というように、毎回コンセプトを変えていました。

――練習生時代、参考にしていた方はいらっしゃいましたか。

YENA 音楽番組で先輩たちのパフォーマンスを見て研究していました。かわいいときはTWICE先輩やRed Velvet先輩、かっこいいときは男性グループも参考にしていて、SEVENTEEN先輩などを参考にしていました。

――振りコピをしていたということでしょうか。

YENA 振りコピもしたんですけど、個性が大切と考えていたので、先輩方を参考にYENAなりのパフォーマンスを考えていました。

――2018年にオーディション番組「PRODUCE 48」に出演して、最終順位4位でデビューメンバーに選抜されます。どういう部分が評価されたと自己分析しますか。

YENA 「PRODUCE 48」はステージ上だけじゃなく、普段の生活も番組の中で見せていました。なのでYENAの性格や行動も、評価された重要なポイントなのかなと思います。私は人が大好きで、友達といるときの明るいキャラクターも魅力なのかなと。

――「PRODUCE 48」に出演する前に日本人と接する機会はありましたか。

YENA 番組で初めて日本人の方と接しました。そのときに日本語のアクセントが面白くて、一生懸命覚えようと思いました。小さい頃から日本のアニメをたくさん見ていたので、もっと日本語が身近に感じられたのかもしれません。